2024年度は家族で月イチ美術展めぐりをしています。わたしは神奈川県在住のため、主に関東近郊の美術館へ行くことが多いです。先月、親戚のイベントに参加するため愛知県豊田市を訪れました。
ある日の新聞記事で、豊田市美術館のことが紹介されていて興味があったことと、今回の行き先と近いことから、豊田市美術館に行くことにしました。
豊田市美術館では、企画展で「エッシャー 不思議のヒミツ」が開催されていました。
幾何学的で緻密な版画
描写がとても細かく、こういった作品は写真では伝わりづらいですが……、雰囲気だけご紹介します。
日本の浮世絵との違い
日本の浮世絵の場合、「下絵を描く」、「版木を彫る」、「紙に摺る」という3つのプロセスが、それぞれ専門職として分業化されています。しかし、エッシャーは全工程をひとりで作業していたそうです。
色彩豊かな版画もある
カラフルな版画もありました。繰り返されるモチーフを規則的にリズミカルに並べていて、わたしは心地よさを感じました。
子どもが楽しめるコーナー
エッシャーは、図形を反転または回転させて増殖させる「平面の正則分割」の手法や、錯視を利用した「だまし絵」で知られます。展示会場の随所には、子どもも楽しめる体験型のコーナーがありました。
豊田市美術館
豊田市美術館の建物にも興味があって訪れました。
訪れたのが40℃近い炎天下の7月でした。素敵な建物でしたが、じっくりみるには暑すぎました……。
常設展へ行くと、建築のすばらしさがよくわかりました。光がたくさん入る大きな吹き抜け空間があったり、展示室もゆったりと明るい空間で、作品がのびのびと展示されているのが印象的でした。
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中3の長女は、エッシャー展に夢中でエッシャー展のみ見学していました。こういう作品が好きなんだなと、あらためてわかりました。いろいろな展覧会に一緒にいくとだんだんと好みがわかるものですね。
親戚のイベント前の限られた時間での見学となってしまいました。建物も素敵で、もう一度ゆっくり訪れたい美術館でした。しかしゆっくりするなら、すずしい季節に訪れたいです……。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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