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#余白 #ひと休み

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深呼吸。
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#休日

コスパばかり気にしていると、余白が台無しになる

週6で働いて休みが1日、その1日の休みでさえ結局頭の中は仕事のことで一杯だったあの頃の方が、今よりも余白を有意義に使えていたのかもしれない。 それはそれはコスパの悪い休日だったと思う。 10時くらいまで寝て、起きて何もしない時間をしばらく過ごし、ご飯を食べて、動画を観て、カフェに行って本を読んで、帰りは散歩がてら2駅分くらい歩いて帰ってみたり。 「貴重な1日の休みで自分は成長できたのか」 「今日は明日以降につながる有意義な1日になったのか」 当時は本気でそんなことを考

「よはく」の難しさ

何の心配ごとも気がかりなこともなく、まっさらな気持ちで過ごせた休日。 最後にそんな休日を過ごしたのはいつだろうか。 仕事のこと、家族のこと、人間関係のこと、そんなあれこれが常に頭の片隅にあると、体は休めていても心が休まらない。 そうと分かっていても、「心を休め、余白をつくること」は難しくて、脳内では過去の後悔や未来への不安ばかりが目立ってしまう。たとえそれがほんの少しの割合でも。 片付いていない仕事、返さなきゃいけないメール、追いつかない数字、進展のない二人の関係、そ

週末の小さな決意

やりたいことが無いなら、何でもまずやってみれば良い。 「千里の道も一歩から」 古の教えを、そう解釈してみた金曜日。 良い週末の命運は金曜日にかかっているかもしれないと思うと、何だかそわそわする。 さて、「何でも」と言っても何をしよう。 せっかくなら、今までやったことのないことをやってみるのはどうだろうか。 例えば、食べたことのないものを食べてみるとか、降りたことのない駅で降りてみるとか、ほしい物リストの一番下にある商品を買ってみるとか、何でも良い。 「そういえば

目まぐるしい日々に1冊の小説を

目まぐるしい日々を送っていると、ゆったりとした時間が恋しくなるし、ゆったりとした日々を送っていると、目まぐるしく過ごす時間が恋しくなる。 ないものねだりな僕らは、そうやって人生のバランスを取っている。 週5日以上働いて、週2日以下休む。 1週間はあっという間で、平日忙しなく働くと、休日はゆったりと過ごしたくなる。 けれど、家で何もせずぼっーとしていても、ネットサーフィンや動画鑑賞をしていても、物理的にはゆったりしているはずなのに、不思議と残るのは虚無感だけだ。 一応