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赤外線波長を変えて、熱を宇宙に逃がす作戦(SPACECOOL作戦)

土曜日の夜、面白い番組があった。「ミライクリエーター」というもので、ある冷却シートを発明した社長が言った。「温室効果ガスを通り抜けて熱を外に逃がす光があるんです」。調べてみた。要は赤外線の、一部の波長だ。

赤外線は、ヒーターやこたつにもあり、目に見えず、熱を運ぶ。石焼き芋は石からこれを受けて熱くなる。地球も太陽からこれを受けて、また自分も外界にこれを放射する。(そうして冷ます。放射冷却。)
これがうまく空を抜ければ、地球はよく冷える。このアプローチは、今後伸びるはずだ。とても大切な考え方かもしれない。

赤外線波長は、人為的に変えられる。フィルターで、いらない波長はカットして、いるものだけ出せる、エトセトラ。おそらくミライクリエーター社長は、この方法を使った。(サイトでは、「大気の窓」という言葉がある。ある波長域が、宇宙まで抜ける。wikipedeiaにも、大気の窓という項目がある。知りたい人は研究してみてください。)

世界全部をこれで覆うことは不可能。でも、冷やしたいエリアにこれを使い、2℃下げられたら大満足。窓がいくつか開けられたら、温室はグッと涼しい。ひょっとしたら、この方向が、温暖化問題の、大きなブレークスルーになる可能性だって、あると思う。


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