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UFOキャッチャーでの行動をビジネス視点で解説してみる

ゲームセンターにあるUFOキャッチャー。
我が家は家族全員が好きでよく遊びに行ったりします。

UFOキャッチャーは少ない金額でうまくとれるか、お金を使ったのに全くとれなかったか、、と結果によって満足度が大きく異なるため、それなりに色々臨む準備をしたり、当日の動きを工夫したりしてます。

振り返ると仕事で意識している視点がありそうだな、と思ったので、それを踏まえて普段我が家でUFOキャッチャーに行く際の考えや行動を解説したいと思います。


ゴール設定、予算管理

まずはUFOキャッチャーへの挑戦を1つのプロジェクトと捉え、プロジェクトのゴール設定とどれだけの予算を投下するか、の予算管理をします。

我が家は子供が2人いるので、
「子供2人がそれぞれ欲しいものを予算内でゲットする」
というのがだいたいのゴールになります。

では「予算内で」の予算はどう設定するか。

こちらのようなUFOキャッチャーの景品原価に関する記事が探すと結構あり、色々な情報がありますが、だいたい800円くらいかと思います。

そのため、狙う景品の大きさにもよりますが、最大でも1個あたり800円~1,000円くらいでとりたい、とれればまぁ悪くないだろう、勝ちか負けかでいうと負けではないだろうという判定ができます。

キリよく1,000円として、2人分なので2,000円。
ただ、1つの台だけ集中して終わり、ではなく他の台でも遊ぶことを考えたり、その日の気分やお財布事情等も鑑み、2,000円からプラスされた金額がその日のプロジェクトの予算として承認されます。

万が一ゴール達成できてなく、この予算を超えるような状況になった場合には、撤退をするか予算外申請をして追加の予算を投下することになります。

基本的に我が家は撤退を選択します。
撤退ラインというのはあらかじめ明確にしておいた方がいいと思います。

全体把握、全体像を知る

ゴール設定、予算管理ができ、いざUFOキャッチャーの店へ。

店に入ってすぐに欲しい景品を発見!よしチャレンジ。。

ということはしません。

どのようなプロジェクトにおいても全体把握、全体像を知るというのは大切です。ということで、まずするのはお店を1週周りどのような景品があるか、どういう機種があるかを把握します。
自分たちが欲しい景品を探すのもそうですが、並んでる景品を見ているとそのときのトレンドみたいなものもわかるときがあります(例えば、新しい映画が上映されたときはそのキャラクターのぬいぐるみが多く景品として出てるとか)。

ターゲット設定

全体像を把握したら本格的にターゲット(狙う景品)を決めていきます。
何か1つだけに絞るのではなく、いいのがあれば2つ3つ挙げて優先度を決めておくのもいいかと思います。

本命がもし難易度が非常に高い台だったりすると、それに全ての予算を投下するのは少しリスクがあります。散々やって結局とれなかった、、という最悪の結果になってしまうこともあるためです。

そのため、挑戦するのは本命からですが、もしなかなかとれなさそう、、という感覚があったら2つ目、3つ目の景品にターゲットを移す考えも大事だと思います。

・本命をとろうとして結局何もとれなかった
より
・本命はとれなかったけど、こっちの景品はとれた

という方が終わった後の満足度は高いです。

なお、ターゲットを決める場合、判断軸として「景品」「台」の2つの要素を踏まえ総合的に経営判断します。

「景品」はそのままなので割愛しますが、「台」は大きく分けて

・掴んで持ち上げて取る
・持ち上げずにズラして取る

のどちらかを我が家ではやることが多いです。前者は一般的なUFOキャッチャーなのですが後者は以下のような台です。

出典:https://ameblo.jp/shiroishi-syumi/entry-12646548140.html

この台はアームで上のボールを横にズラしてボールを落とせば景品ゲット。個人的な感覚もありますが、過去の我が家の実績からも、このような持ち上げずにズラして取る台の方が重力を敵にしなくて済むので、取れる確率が高いです(もちろんこの台でも取れないときもあります)。

そのため、
・景品としては1番魅力的、台が持ち上げる系
・景品としては2番目に魅力的、台がズラす系

の場合、後者をターゲットとして設定することもあります。


経営リソースの最適化

我が家でUFOキャッチャーをする場合、基本的に上の子がレバーを握ります。シンプルに上手なのです。

自分は予算管理(お金を出す、管理する)、時間管理、補佐・指示(UFOキャッチャーの台の横に立ち奥行きを見たり、もう少しアームを動かすよう指示したり)、応援といった役割が多いです。

ただ、その日の調子や台によっては上の子から
「今日はなんかうまくいかない、、代わって」
と言われることもあります。

決まった役割で毎回プロジェクトに臨む必要はありません。ビジネスだけでなくスポーツでも調子のいい選手が試合に臨んだ方が勝つ確率は高くなります。経営リソースの最適化は常に考え臨むべきでしょう。

パートナー連携

自社の経営リソースが足りないときは外部の会社をパートナーとして活用する、というのはビジネスにおいてよくあります。相互集客をしたりジョイントセミナーを開催したり。

UFOキャッチャーにおいてもそのようにパートナー連携を結ぶときがあります。

誰と?

そう、店員さんとです。
一見すると、お店の景品を守る店員さんとその景品をとりにきた客という対立の立場に見えるかもしれませんが、店員さんが味方してくれる場合もあります。定員さんは敵ではありません。頼もしいパートナーとなってくれる場合があります。

店員さんとのパートナー連携例

①戦う前に攻略法を聞く
戦う前に聞きます。ここらへんを攻めると取りやすいとか台のガラスを開けて景品を手に取って具体的に教えてくれる定員さんもいます。

②戦ってる最中にクロージングの仕方を聞く
何回かプレイしていて、いい感じに景品が動いた、、でもまだゲットには至らず、、という状況のときにそこからどうクロージングすればいいか、を聞いたりします。こうなった場合、一度こう戻してからこうしてみてください。とか、こうなってしまうと厳しいので少し置き換えますね。とか仕切り直しのアドバイスをしてくれたりします。

③アシストをしてもらう
更にプレイをして、でも取れない、、もどかしい、、というときに最終手段としてアシストをしてもらうときがあります。
※お店や定員さんによっては断固NGの場合もあり。

具体的に「なかなか取れないので少し調整とかってしてもらえたりするのでしょうか・・?」とストレートに言わずにただそれでもこちらの願いが届くようにやや捻じ曲げた表現でお願いすることが多いです。

応じていただける場合、取りやすい位置に移動してもらえたりします(このアシストのおかげで取れた景品も数え切れず)。
ただ、繰り返しとなりますがNGなお店もあります。位置調整は初期位置に戻すのみ、という方針だったり。そのため③の連携はできない場合もあります。

①や②であればだいたいのお店で対応してもらえますが、中には塩対応の店員さん(はっきり教えてくれなかったり)もいます。誰をパートナーに選ぶか、、もプロジェクトをゴールに導くために重要なスキルと言えるでしょう。



以上。我が家が(というが自分が)UFOキャッチャーで遊ぶ際の考えや行動でした。
もちろん、ここまで細かく考えずになんとなく入ってなんとなく遊んでなんとなく取れずに帰るというときも多々あります。

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