シン・エヴァンゲリオン劇場版の悪かったところ【後半ネタバレ】

初日、見てきました。

色々な思いが混在しているのでよかったところと分割して書いてます。
よかったところはこちら。

エヴァと私(共通)

エヴァとの縁は中学生当時、リアルタイムにTVシリーズ放送にハマって以来の長い付き合いです。
旧劇・新劇にも欠かさず劇場に足を運んできました。
日本中に無数にいるリア中チルドレンの一人です。

リア中チルドレンにとっては今日のシンエヴァ上映は一大行事。
事前にBDで序破Qを視聴して内容を頭に入れたうえで、昨日は「冒頭映像とか余計なことすんじゃねーよ」と思いつつTwitter断ちをして視聴に望みました。

そんなわけでここから悪かったところです。

悪かったところ(ネタバレなし)

・長い
上映時間が長い映画自体は別に平気なのですが、「このシーンこんなに長くする必要あるか?」というシーンが積み重なって長いのはただ退屈なだけです。
自分の感覚では序盤つまらなくて中盤持ち直して終盤退屈・・・といったところですが、もっと内容をコンパクトにまとめればつまらないとか退屈の部分も違った印象になったのではないかと思います。

・アクションシーンがショボい
大量の自律型エヴァに囲まれてグルグルカメラを回してるシーンばかりで全然カッコよく見えなかったです。
必要性の薄い戦闘でこんなシーンを延々と流して上映時間が膨れ上がってるのはどうなの?と思いました。

少数のエヴァによる戦闘もモーションキャプチャーそのままみたいな動きでモッサリ動いてて全然カッコよくないです。
ヴンダーの戦闘の方がよほどカッコよかったです。

・インパクトの映像がショボい
なんだか素人が作ったCG作品をツギハギしたような・・・。
ちょっと見応えのある箇所は破やQを焼き直したような箇所が多いです(もちろんそのまま流用できるわけではないと思いますが)

序破Qと違ってBDを購入してまた見たいと思うカットは一つもありませんでした。











悪かったところ(ネタバレあり)

・単純に期待はずれだった
“観客をある種ガッカリさせるような内容で放り出す”というのは、すでに旧劇でやっているので同じことを繰り返されてもインパクトは薄いです。

もちろんテイストは旧劇とはかなり違っていたのですが、大別するとやっていることは変わらないので。
破やQのようにこちらの想像を上回る何かを見せてもらえるのではないかとそういう期待をしていました。
「お前が勝手に期待していただけだ」と言われればそれまでですが。

・いい加減マリが鬱陶しい
初登場の破、二回目のQと来てもう新鮮味もないのに三回目のシンエヴァでもずっと同じノリでずっとにゃーにゃーヒメヒメ言ってて、見てて相当イラッとしました。
中学生が言ってるならまだしも、シンジやアスカより年上でゲンドウに近い実年齢で言ってるとことを考えるとただただ寒いです。

特にマリが出てくる戦闘シーンは“とりあえず盛り上げるためにバトル入れました”的なスマホゲーみたいな理由の戦闘が多かったので尚更です。

・アヤナミレイが鬱陶しい
今回一番イラついた登場人物です。
数分毎に幼児の如く「これは何?」「◯◯って何?」の繰り返し。
やたら目を輝かす。
まるで二次創作に出てくる異常に無知な綾波をそのまま公式でやってるみたい。
作劇上の意図はわかるけどあまりにもしつこくて口を開く度にイライラしました。

受け入れる方もいきなり「そっくりさん」とか呼んでて頭大丈夫か?と。

・クチビル女がウザい
ヴィレクルーの名前はサクラ以外覚えてないですがなんか一時期のGAINAX作品にいそうなあのキャラ。
賑やかし要員でマリやアヤナミレイがいなかったらそこまででもなかったと思うのですが、重ねられるとただウザいです。

・一々説明が多い
今更エヴァに細かい説明とか求めてないのに、あれこれ延々と説明されても・・・。
そんなものよりもっと想像を超える何かを見せてほしかったです。

ゲンドウの心理描写なんかも、今までエヴァを追ってきた人間にとっては既知の内容だったので、そこを長々と語られても。
シンジと同じ立場で描写する必要があるのはわかるけど、全体的に間延びしているのでその中で長々とやられると退屈でした。

・◯◯インパクトがダサい
アナザーインパクトとかアディショナルインパクトとか・・・ひとまとめでフォースインパクトでいいじゃん、と。
今更“ネオンジェネシス(ドヤッ)”とかされたのも、なんかアニメでありがちなやつだなーって感じでした。


総合すると、内容を十分に圧縮できてないから不要な箇所でイライラ/退屈するし映像も作り込むめていない、という印象でした。
ただどこまで計算してつまらなく作ったのかな?と思ってしまいます。
なにせエヴァですからね。 ■

#シン・エヴァンゲリオン劇場版

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