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黒川〜小山田の、新選組も通った古道グラベルロード&トレイル

今回は、前回の、『稲城〜新百合ヶ丘の、足利尊氏も通った?!古道グラベルロード』の続きとも言える、黒川、小野路、小山田の、今回は確かに新選組が通っているので、?!は付けてません、新選組が通った古道グラベルロード&トレイルをご紹介します。

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黒川エリア

黒川まで輪行、黒川の谷戸に入り、毘沙門天堂跡辺りで、谷戸南の尾根に向って上り詰めます。

この尾根道が、新選組が通った布田道です。

この道は、名前の通り、甲州道中の布田五宿と、ここ黒川、小野路、小山田を通り、その先で東京湾と相模湾の分水嶺尾根道に乗り、最終的には甲州道中の小原宿に到達する道で、故に、裏甲州道中とも呼ばれた道です。

小野路に小島家があり、新選組が布田五宿から出稽古によく通っていました。

新選組が京都に上る半年前も、沖田総司が小島家に出稽古に出掛けています。

その時、麻疹にかかってしまい、この道を通って布田五宿に戻ったと、小島家の日記に残っているそうです。

更に、この尾根は多摩川と鶴見川の分水嶺であり、よって、都筑郡と橘樹郡との郡境ですから、郡成立時、つまり、凡そ、1300年前には出来ていた可能性があります。

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小野路エリア

布田道を西に進み、三社大権現を越えると舗装路となります。別所の交差点を抜け、笠松谷戸を北上し、妙桜寺で折り返し、1333年、新田義貞の軍勢が北条高時率いる鎌倉幕府を倒す為、一気呵成に駆け上がっていった鎌倉街道上道を、私も、新田義貞になったつもりで駆け上がります(とは言っても、押しでしたが)。

鎌倉街道上道の本線は崩落していて危険なので、笠松谷戸とその西の本木谷戸の間の尾根を行くシングルトラックのトレイルを行きます。

ここは古道ではないんですが、私はこのトレイルが好きです。一気に本木谷戸まで駆け下りることができますので。

思わず、ヒャッホーと声が出ますよ!!!

その後、相変わらず見事な関屋の切り通しを越え、

再び舗装路(これも鎌倉街道上道の支線)を北上し、掘割が残る鎌倉街道上道の別の支線を下り、

小島家のある小野路宿を横切り、再び、浅間神社まで上り詰めたら、まずは、奈良ばい谷戸北の尾根道を下ります。

ここも、一気に駆け下りることが出来る、最高に楽しいトレイルです!!!

その後、奈良ばい谷戸を東に戻り、この奈良ばい谷戸脇の道は、冒頭の布田道の続きですが、この、最高のビューを眺めながらランチです。

いやぁ、最高に癒やされます。

鶯の鳴き声と、風が木々の葉を揺らす音しか聞こえません。

足元では蜂と蝶が花の蜜を吸ってます。彼らもランチですね。

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小山田エリア

奈良ばい谷戸を折り返し西に進み、小山田に入り、よこやまの道まで北上した後、奥州廃道長坂道を下ります。

取り付きには八重の桜がちょうど満開。

この奥州廃道長坂道は、ゴルフ場脇を南下しますが、ダブルトラックのグラベルロードが続きます。石が多いですが、結構快適!!!

小山田緑地大久保分園から西に折れ、再び北上し代官道に入ります。この道は、後半は、写真の通り、きれいな掘割が残ります。

下り切ると鶴見川源流付近です。田中谷戸を西に進み、野中谷戸を北上し、この道は奥州古道常盤道ですが、よこやまの道に出て、田中谷戸まで一気に駆け下りることが出来るシングルトラックの古道トレイルを行きます。ここも最高ですよ!!!

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如何でしたでしょうか。

下るには上らなければなりません。ご覧の様に、この繰り返しなわけです。

山を下る時はペダルを水平にしサドルから腰を上げますから、最後の方は、腿がパンパンになってきます。

後半はキツイですよ!!!

でも、最高に楽しいし、癒やされます。

桜も終わり、新芽も出てきて、花も咲き、虫も飛ぶようになり、そろそろ、里山のグラベルロード&トレイルツーリングも終わりですね。今回が最後でしょう。冬までお預けです。

夏はクロモリロードで古道舗装路ツーリングを楽しみます。

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