2023/9/25週の米国株式
先週はFOMCで、予想通り利上げは持ち越しも、来年以降の見通しが想定よりもかなりタカ派で、金利高止まりで、今持ってる債券を売って、将来、金利がもっと高くなった時に買い直そうという動きが出て、金利上昇、株にはマイナスですから、久し振りに大きく下げました。
さて今週ですが、PCEに、政府機関閉鎖が加わって、雰囲気の良くない週でした。
その前に、CBの消費者信頼感指数が弱かったですね。6ヶ月先見通しが73.7と80を下回りました。過去の実績から、80を下回ると1年以内にリセッション入りします。
また、雇用は十分と答えたのが41%と、リストラが広がっているという状況ではなさそうですが、PCEでは、個人所得は伸びたものの予想通りで、個人消費は、伸びてはいるものの予想を下回りました。また、実質可処分所得は2ヶ月連続で0.2%減少していて、更に、上位20%を除きコロナ給付等による貯蓄が底を突いたとの調査結果も出ています。
指標は住宅とエネルギーを除いたコアが肝で、そのコアは鈍化している、、、なんて、我々数字を見ているだけの人間は思ってしまいますが、実際アメリカで暮らしている人達は、家賃を払い、ガソリンを買っています。家賃は金利上昇で高くなっています。ガソリンも高くなってきています。カリフォルニアやフィラデルフィアでは、略奪の暴動が止まりませんね。UAWのストも終わりが見えません。
経済的に弱い立場の人達には、既に、影響が出始めていると考えた方が良さそうですね。
いよいよ、エミンさん、来ましたかな?!
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