弱点と向き合うことが成長につながる
子供の頃の私は内気でおとなしい性格でした。
そんな自分を変えたくて、アメリカに留学し積極的になろうと努力をしました。
帰国後は頑張って仕事をし、部下を持つようになりましたが、根本的なところは変わっていませんでした。
それは他人に対して、強く物が言えないということです。
この性格は部下を持つようになった私にとって致命的な弱点となりました。
それは、部下を叱ることができなかったということです。
仕事中に関係ないWebサイトを見たり、私物のスマホを必要以上に触っている部下がいても、軽く注意する程度でした。
軽く注意する程度なので、その部下は同じことを繰り返します。
本当はちゃんと説教しないといけないということを頭でわかっていてもできない。
そんな情けない上司でした。
ヨーガを初めて2年目の時、こんな自分を乗り越える経験をしました。
昼休憩が終わっても15分以上も戻ってこない部下がいることに気がつきました。
そんな時、お手洗いに行くと個室から大音量の音楽が聞こえてきました。
状況から考えて、それは昼休憩から戻ってこない部下であることは明らかでした。
自席に戻った私はどうすべきか考えました。
流石にこれは放っておいてはいけない・・
この時、ヨーガの先生から教えてもらった身口意という言葉を思い出しました
身口意とは”思いと言動”を一致させるということです。
このままでは自分も部下もダメな人間にしてしまう。
そう考えて意を決して向き合うことにしました。
20分ほど休憩時間を過ぎて戻ってきた部下を会議室に連れて行き、意識的に毅然とした態度をとり、部下に自分のした行動について認めさせ、始末書を提出させました。
優しいだけでは部下を導くリーダーになることはできない
自分の弱さと向き合うことで、部下を成長させ、自分を成長させることができます。
真のリーダーには強さと優しさの両方が必要だと実感しています。
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