生きてるだけで十分 : 12月
こんにちは、ヨギーです。
電気けいれん療法が終了し、年の瀬の12月。
相変わらず気分の波はおさまらず、それでも3週間うつ期だったものが、2週間へと少し短くなって、月の半分はフラットあるいは軽躁で過ごしていました。
リチウムは1000mgまで増量、ラミクタールは効果がなかったので少しづつ減量していました。
頓服はロラゼパムを使ってましたが、まぁこれが全然効かない。
薬以外の治療といえば、A先生と双極性障害を学ぶためのワークをしたり、気分グラフも作成して、どのような波になっているのかA先生とも一緒に考えていました。
その結果、やはり生理が大きく影響しているかもしれないとのことで12月下旬に婦人科で相談し、ピルの説明を受けました。結局ピルは生理が来ないと飲み始められないので、それまでは引き続き経過観察をすることに。
のちにピルの導入は、退院の突破口となります。
12月のヨギーの処遇は、院内外出に行く時は医師の付き添いが必要でした。A先生やO先生と一緒に病院の敷地内を30分ほど散歩し、そこでいろいろな話をしました。病気のこと、子どものこと、仕事のこと、先生たちのこと。
ヨギー誕生日が日曜日でたまたまO先生が当直でいてくれて、特別にお散歩に連れ出してくれたのは今でもいい思い出です。
日記を振り返ると、ヨギーはまだ自分が病気だということを、病気だとわかってても受け入れられていないようでした。
正確にいうと、病気がどのような状態かということを分かっていない状態。
よく先生たちに、病気なんだから謝らなくていい、病気なんだから気分変動はあるし、つらくたっていいと諭されていました。
いま冷静になって振り返ると、あの状態は確かに病的で日常生活が送れなくても当然の状態だったと理解できるのですが、当時は先の見えない治療と自分で制御しきれない精神状態に焦り、疲弊していました。
もしいまのヨギーが当時の自分に声をかけるとしたら、こんな言葉をかけてあげたいです。
「いまがあるから未来がある。だから先のことは考えなくていい。
生きてるだけで十分だよ。」
いまならこの言葉の意味がよく分かります。
だからヨギーは、幸せです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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