独立6年目、初めて受任率とか調べてみた #040
昨年末、これからは相談件数と受任件数を調べてみよう!と決めました。ということで、今年は毎月集計しています。
4ヶ月経ってデータがたまってきたので、結果と気づきをまとめてみます。
相談件数
新規相談は、毎月15件程度です(外部の法律相談は除く)。
その他にも2回目以降の相談も毎月5件程度ありますので、新規、準新規を合わせると毎月20件程度ということになります。
数えてみると、思ったより多かったです。弁護士2人なので、1人あたり月10件程度新規または準新規相談を受けていることになります。
受任件数
1ヶ月の受任件数は平均5件でした。
受任率でいうと25%くらいということになります。
受任件数、受任率は、まあこんなもんかな、という数字です。相談を受けている感じでも、4件中3件は相談のみで終わりになるだろうな、という感触なので、それとも一致しています。
ざっくりとした売上予測ができるようになった
今のところ、相談件数や受任件数を増やそうとはしていないので、これら数字を調べても、あくまで現状を把握するくらいの意味しかないかな、と思います。
ただ、売上予測がつきやすくなったのは大きなメリットです。
弁護士の仕事って案件ごとの単価にバラつきがあるので、たまたま高単価案件があったりするとその年だけ売上が突出して高い、みたいなことがあります。ですので、売上の予測なんてできないよな…とやる前から諦めていました。
しかし、今回集計した件数で1年間推移すると仮定し、件数×案件のざっくりした平均単価で計算して、それ以外の数字(顧問料や社外役員の報酬、管財事件等裁判所から来る案件の報酬など)を足してみると、過去の年間売上と近い数字になりました。
ということで、件数把握でざっくりでも売上の見通しがつけられる、ということを独立6年目で初めて学びました…!
顧問の稼働状況もチェック
また、今年から、相談数、受任数チェックと合わせて、毎月、顧問先ごとにどのような案件があったかも振り返るようにしました。
振り返ってみると、意外と案件が多いところも、あれば、数ヶ月稼働がないところもあります。
集計していると、案件が多いところは「この状態が続いたら値上げのお願いをしよう」とマークできますし、いざ値上げの話ををするときにすぐに根拠を示すことができます。
逆に案件が数ヶ月ないところは、訪問して様子を伺ったりします。そうすると「そういえば相談しようと思ってたんだけど…」というのも結構ありますし、稼働がないのでそろそろ終わりに…ということも防げます。
おわりに
独立6年目で初めてこのような確認作業をするなんてお恥ずかしい限りですが、人数とか、複数拠点にするとか、今後の事務所の方向性を考えるうえでは非常に有益な作業だと思いました。
ということで、これから独立する方は最初からこういう作業をやってデータをためておくのがおすすめです!
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