映画「那夜凌晨,我坐上了旺角開往大埔的紅VAN」
2014年 香港制作、2015年 日本公開。
邦題「ミッドナイトアフター」(THE MIDNIGHT AFTER)
第34屆 香港電影金像獎 最佳原創電影音樂(盧凱彤、李端嫻)受賞
第21屆 香港電影評論學會大獎 最佳導演(陳果) 受賞
第51屆 台湾金馬獎 最佳視覺效果 受賞など、当時は話題になりました。
私としては、人山人海がらみで盧凱彤(Ellen Joyce Loo)ちゃん、
V記(李端嫻)がかかわっていて、気になっていた作品。
この作品で音楽賞を受賞したエレンちゃん、ほんとにうれしそうだった。
彼女の鬱病が改善し、音楽活動も私生活も軌道に乗り始めたころ…。
映画のストーリーは、まぁ、めちゃくちゃ、笑
ネット掲示板で連載された小説を基に、陳果(フルーツ・チャン)が監督。
陳果(フルーツ・チャン)といえば、李璨琛(サム・リー)。
そして林雪(ラム・シュッ)、相変わらず愛しい♡
久しぶりに映画で対面できました。
映画では、このときの香港らしい、懐かしい光景、懐かしい情景が画面に広がります。
ちょうど雨傘運動が行われているころ(2014年)に公開された作品。
その後、2017年に行われるはずの普通選挙が白紙になり、
2019年の反送中デモ、2020年の国安法制定につながるだなんて、
微塵も感じられず、気楽に見れる香港らしい作品としては、最後になったかもしれない…。
原題を直訳すると「あの夜、私は旺角で大埔行きの紅VANに乗った」。
旺角も大埔も、どちらも香港の地名。
紅VANとは、香港で無尽蔵に走る、16人乗りの赤いミニバスのこと。
出発地・目的地は決まっているけれども、路線が決まっておらず、好きなところで乗り降りできるという、乗りこなすのがとても難しい16人乗りバス。
降りたいときには、広東語で大きな声で「(どこどこ)で降ります!」と伝えないといけない。
抜け道を使うので、香港の裏街道を猛スピードで走り抜け、スリリングで、結構好きです。
映画の内容は、このバスにたまたま乗り合わせた16名の乗客と、運転手の合わせて17人が巻き込まれるサスペンスホラーな物語です。
デヴィッド・ボウイ
謎の日本人
彼の口から放たれる、謎の「ふぉったう」ということば
SARS
汚染、、、などなど、気になるキーワードはたくさん出てきます。
さて、それらがどう影響し合うかは、観てのお楽しみに。
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