ヨガと中華人民共和国共産党と私-2

OMヨガの魅力の1つが

Buddha Mind,  Yoga Body.

ブッダの教えで心を整え、ヨガで体を整える。
日本で暮らしてきた私には、仏教は馴染み深いもの。
その教えは、どのOMヨガの先生も同じでした。

ヨガと仏教との関係説明は他所に譲りますが、ほぼ同時期、同じ場所で派生し、関係し合っているもの同士を結びつけたのが、OMヨガ主宰のCyndi Lee先生でした。
当時、どうしてアメリカでヨガや瞑想、仏教、特にチベット仏教がもてはやされたのかは知る由もなく、アメリカの先生が伝えてくれたインド由来のヨガを学ぶだなんて、何だか壮大だなぁなどと悠長に楽しんでいました。

当時、会社員だった私の中国との関わりと言ったら、中華料理を食べたり、中医学をかじったり、太極拳を習ってみたり、時折中国語検定を受けたり、外国で行った先々で中国語が通じる便利さを喜ぶぐらい。
中国経済が世界で大躍進する中、中国で暮らし、中国と仕事をし、中国と密接にかかわっている人も周囲に増えました。
私はできるだけニュートラルでありたいと思い、あえて便利な中国とだけ、都合よくお付き合いしていました。

そんな中、OMヨガでは仏教、とりわけチベット仏教の話が多く、元々チベットに興味があった私には、何だか一石二鳥な楽しみだったのがOMヨガのクラスでした。
今世紀初頭のチベットといえば、改革開放という名のもと、経済発展が急速に進み、青蔵鉄道が建設され、漢民族の流入が増え、過激なほどに変化している時期。
外国人が行きたくても行けなかった非開放地区から、中国人に人気の観光地に一瞬のごとく早変わりしてしまったチベットと、私とを結びつけるのは、OMヨガだけでした。

ある時、先生がとあるリンポチェの話をしてくれました。
仏道修行者の化身、転生ラマとも言われる彼の苦悩、、、
それは、1959年の中国共産党軍のチベット侵攻から始まる悲劇と結びついていました。

まさか、、、
ヨガを学んでいて、中国共産党とつながるとは思いもしませんでした。

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