見出し画像

5000年前から続くYOGA 瞑想法が起源

こんばんは。YOGA初心者の朋(tomo)です。
今日はYOGAの歴史について少しだけ書こうと思います。
歴史や哲学の講義を通して5000年もの歴史があり、時代に合わせて進化を遂げながら、脈々と受け継がれ今に至る…。まるで伝統文化のような存在であることを知り、心ときめいています。

発祥の地はインダス文明 瞑想法で平和を保っていた?

ヨガがいつ誕生したのかは、現時点でははっきりとしたことが分かっていません。しかし、インダス川下流域(パキスタン)で発見された約五千年前の遺跡から、ヨガの座法をした神像が発見されています。

発祥の地といわれているインダス文明の遺跡は、ほかの文明と異なり武器が出土されないという特徴があります。ヨガは発祥した当初、瞑想の要素が大半だったといわれており、「瞑想が普及していたインダス文明で暮らす民たちは心身の安定していため、争いがなかったのでは?」という説もあるそうです。

インダス川

インダス文明については、中田敦彦のYouTube大学の【世界史③】面白すぎる!インド史ざっくり丸わかりでサラッと触れることができます。

中田敦彦のYouTube大学

紀元前2年〜西暦450年ごろ「ヨガ・スートラ」の編纂

その後、紀元前2世紀〜西暦450年ごろ、ヨガを実践し、解脱を得るための知識と方法を「ヨガ・スートラ」としてパタンジャリ(この人物に関しては、はっきりしたことが分かっていない)が編纂。
「ヨガ・スートラ」はヨガ哲学の根本経典として、私も講座を通して勉強中です。YOGAの定義、目的、練習方法、ゴールまで書かれています。

1200〜1300年 「ハタ・ヨーガ」の確立

冒頭でも述べた通り、ヨガは元来は瞑想法でした。体を動かすことで心身を整える「ハタ・ヨーガ」は、この頃に聖者ゴーラクシャ・ナータが創始。パワーヨガ、ホットヨガ(ビクラムヨガ)、アシュタンガヨガなどの近代ヨガはすべてこの「ハタ・ヨーガ」の一つです。

1931年 クシュリナマチャリアがインドで初めてヨガの学校を開く

インドのヨガ講師で学者だったことから「現代ヨガの父」と呼ばれるスリ・
T.クシュリナマチャリア(1888–1989年)がインドでヨガの学校を開講。ヨガを実践することで101歳まで生き、太陽礼拝を作った人とも言われています。その後、彼の教えを学んだ弟子のB.K.S.アイアンガー(アイアンガーヨガの創始者で、ヨガマットやヨガブロックも作った人)と、スリ・Kパタビ・ジョイス(アイアンガーヨガの創始者)が世界的にヨガを広めました。


日本では? と気になるところ。
現代の日本のヨガにつながるものとしては、インドに渡り、日本人で始めてヨガの直伝者となった思想家の中村天風(1876~1968年)が、インドの山奥で修行して病を治し、その修行から精神的なものを主体にした教えを日本に持ち帰りました。

中村天風に関しては、天風会を創始して心身統一法を広めたほか、実業家としても大変有名な方なので、ご存じの人も多いと思います。

彼が残した素晴らしい言葉の数々は、時代を超えて胸に響きます。

・今日一日、怒らず、恐れず、悲しまず、正直、親切、愉快に生きよ。
・人間が人間として生きていくのに一番大切なのは、頭の良し悪しではなく、心の良し悪しだ。
・一度だけの人生だ。だから今この時だけを考えろ。過去は及ばず、未来は知れず。死んでからのことは宗教にまかせろ。
・人生は生かされてるんじゃない。生きる人生でなきゃいけない。
・新しき計画の成就はただ不屈不撓(ふとう)の一心にあり。さらばひたむきにただ相(おも)え、気高く、強く、一筋に。

中村天風

現在では健康促進のため米国で1995年ごろに流行したパワーヨガが2002年ごろに上陸。女性を中心にブームが続いています。

3日目の1枚。村天風先生の「今日一日、怒らず、恐れず、悲しまず、正直、親切、愉快に生きよ。」という言葉にぴったりな写真です。ハードでも楽しい!そんな一日でした。講師は明美先生(右下から上に一人目)とmai先生(中央)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?