作家「ナサニエル・ホーソーン」
こんにちは。
ようやく秋らしい気候になりましたね。
突然ですが、読書はお好きですか?
私は残念ながらまったくと言っていいほど本を読まずに大人になりました。(絵本が好きで図書館で子どもコーナーに居座ることはありましたが…)
読書感想文もとても苦手で、読んだとしても「そうなんだ!面白い!ドキドキした」など薄い感想しか出てこず、どんな風に作品を読めば良いかわかりません。
とうとう曲作りにも限界を感じ…
35歳で通信大学に入学、英米文学を学びはじめました。
これは控えめに言って最高の選択でした。
大人だからわかることもあり、めちゃめちゃ面白いです。
(もし同じように大人になってから勉強することを検討している方がいましたらぜひ!)
今日は自身の備忘録も兼ね、興味深かった作家についてご紹介します。
アメリカ文学史の勉強をして、いちばん気になったのはナサニエル・ホーソーン。
彼の作品で特に有名なのは、牧師と愛し合った既婚の女性が姦通の罪で赤いAの文字をつけさせられる『緋文字』です。
私は彼の短編に興味があり、毒を体に持つ娘のお話である『ラッパチーニの娘』、妻を持つ男が外出したまま行方がわからず何年も過ぎたが、実は家のすぐ近くで家を借りており何事もなかったように帰ってくる「ウェイクフィールド」など、奇妙で独特な雰囲気がたまりません。
ホーソーンの先祖は魔女裁判の判事であったなど、家族の存在が彼の作品に暗い影を落としている理由のひとつです。
しかし、ホーソーンに魅かれる理由はそれだけでは無く、彼の書いた『パーレー万国史』は明治時代の日本で英語の教科書として読まれていたり、彼の在学中の友人に大統領になったフランクリン・ピアースや、ネイティブアメリカンの英雄ハイワサについて書いたロングフェローがいたことがあります。
『ハイワサのちいさかったころ』という絵本はエロール・ル・カインが絵を担当しており、日本でもほるぷ出版から発売されていて、私も大好きな絵本でした。
ちなみに、日本の漫画作品「文豪ストレイドッグス』にもホーソーンが登場するようです。
なかなかマニアックな作家かもしれないですが、興味のある方はぜひお読みいただき、感想を聞かせてくださいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?