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ビザランという名の茶番劇

2022年12月15日。

私はビザのためにラオスへと向かったのでした。

当日までバスステーションに行ってチケット買えばなんとかなるでしょぐらいの気持ちでいたので、朝から散歩して整えていました。

お散歩インザ廃墟

どうやらビザランのためにはチェンコーンという場所に行き、そこからまたバスを乗り継いでラオスはフアイサーイを目指す必要があるそうです。

こういう時に必要な情報を聞き出すことができ、おばちゃんと相性の良い私は得をする。

バスは出発予定時刻の9時を過ぎても現れず、1時間遅れで乗車手続きを行う。

予想を遥かに越えるビザラン目的のファランどもとタイのバスではお馴染みのクソ水とクソお菓子をもらって楽しくドライブ。

チェンコーンには1時間遅れの5時に到着というアナウンスを聞きながら入眠する。

ちなみに私の席の隣はお坊さんが座ってらして、ことあるごとにワイヤレスイヤホンごしにLINE通話をしていて忙しいお方なのだなと。

途中の休憩で一服してもどってみるとものすごく可愛い女性に入れ替わっていて、謎のイリュージョンを体験しながらバスは目的地に到着したのでした。

バスを降りるとすぐにぼったくり満々のトゥクトゥクに乗せられて、ほんの少しだけ先にあるタイのパスポートコントロールを目指す。

10分も走らないうちに到着すると今度は書類を書けと言われたり、お前は日本人ならタイ人の列に並べと言われたりして言われた通りに素直に従う。

さもなければ犯罪者として扱われ、さらに職員のやつらが偉そうになるだけなのである。

またしてもバスに乗せられ、ちょっとだけ橋を渡るとそこはもうラオスが待っていた。

このちょっとの移動のために横柄な輩にいちいちお金を払うと、ただ単にカツアゲされてるだけなような気持ちになって悲しかったです。

あっという間に隣国に渡り、入国手続きを済ませて、当日に帰りたい奴はあっちに行けと雑な案内のもと、また出国の手続きをさせられる。

で、また同じ繰り返しでバスに乗ってちょっとだけ橋を渡るのだ。

それだけのラオスの思い出は悲しいのでその場にいたぼったくりトゥクトゥク野郎たちを写真におさめて、またしてもタイを目指すのでした。

夕日がとても綺麗でこのためにここに来たのかと思う場面もありました。

それではチェンマイまで帰ろうとおばちゃんに聞き込みしてると、今日はバス終了だよと一言。

絶体絶命のピンチ、しかしここから思いがけない奇跡が!

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