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思いを世界に還元する

社会に出てから色々な会社や仕事を経験してきた。そして今、ヨガを伝えている。

初めは自分のため、趣味でヨガをスタートした。体の不調を整えたくて。そして、継続するうちに心も緩んでいくことを知った。

分厚い氷が解けていくように、それまで抱えていた悩みや鬱屈した気持ちが徐々に小さくなっていくのを感じた。そうしてヨガから受ける恩恵を自分だけに留めず、周りの方にも伝えたいと考えるようになった。

その思いはヨガ講師になることで、目の前の生徒さんにわずかながら届いていると感じる。(届いてなかったらゴメンナサイ。精進します。笑)

レッスンを終えて、晴れやかな顔で日常に戻っていく生徒さんの後ろ姿を見送り、今日もよき日であるようにと願う。

そして今、ヨガレッスンを重ねることで、ある一つの願いが生まれた。

世界の争いや天災によって命の危機にさらされている人がいる。私は日本でヨガを伝えることしかできず、彼らを救う術を知らない。惨状を目の当たりにしても手を差し伸べることができない。

今日生きることすら危ぶまれる人がいる。同じ時代を生きる者として、私が彼らに何か助けになることはできないだろうか。

特別な技術も知識も持ち合わせていない。あるのは何かしたいと願うその思いだけ。日本でヨガを伝えながら彼らに援助できるとすれば、それは寄付をすること。

今ヨガで得ている報酬はわずかで、決して利益の大きな仕事ではない。けれど、思いを内に秘めたままでは何も変わらない。わずかでもいい、命をつなぐ助けになるなら私は進んで寄付したいと思う。

当たり前に食事を摂り、衣服を身につけ、安全な場所で眠りにつく…この有り難さを私は時々、いやしょっちゅう忘れる。

自分のために腹を膨らませて幸せになるのはほんの一瞬だ。あれもこれも欲しがって着飾って喜ぶのは自分一人。限りがある。

幸せや感謝は独占して得るものではなく、分け合って広げていくものだ。

ヨガクラスを通じて生徒さんの心身を健康に保つお手伝いをし、幸せを広げる。更には世界で貧困や戦争のために命の危機にある方々を救う一助となって活動していく。

わずかな支援が彼方の命をつなぐ望みとなるよう、今日もヨガを伝えていく。

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