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集中をしてもらうための声かけ

シンプルイズザベストをモットーにヨガインストラクターを育ててきたヨガトレーナー、UMIです。
『わかる・動ける』をテーマにレッスンスキルアップ方法をご紹介します。
インストラクターになりたての方やレッスンをしていてもリピーターが増えない方!

必見です!



聴き流したい方はこちらから↓
stand.fm
実際にインストラクションしているので、
分かりやすいですよ。

投稿が遅れ、すみません💦
出産などの事情により、お休みすることがたまにあるかもしれませんが
これからもよろしくお願いします。


今回のテーマは『集中をしてもらうための声かけ』

"何をするか"をオープニングやアドバイスの最後に、
"何のためにするか"も伝える

「今、何をするか」を伝える

集中するために必要なことは、集中する対象があること。
特にビギナーさんは、ヨガがどんなものかいろんなイメージを膨らませながら
レッスンを受けにくるので、意識がとても外に向きやすい状態です。

せっかくヨガというものに興味を持ってくれたのだから、
体を動かすことだけでなく、
自分に意識を向けることも伝えられるといいですよね。

やり方としては二つあります。

一つ目は、オープニングトークで伝えること。
これはレッスン全体にもまとまりが出ますし、
集中対象をしぼることでその体の部位や指定されたものをより深く観察することができます。

例えば、
「今日のレッスンでは、呼吸を観察しましょう。
ポーズをとっている時、自分がどんな呼吸をしているか気づき、浅くなっていたらポーズを緩めて深い呼吸をしてください」
などと伝えます。

二つ目は、アドバイスの最後に伝えること。
ある程度アドバイスを伝え終わったら、
沈黙の時間を作り、ポーズに集中できる時間にします。
その際に、
「呼吸をしましょう」
「吐くごとにねじりましょう」
「胸を斜め上にあげて」などなど
その時間にやり続けてほしいことを伝えます。
ポーズごとに変えても良いし、レッスン全体で同じものを伝えてもいいでしょう。
ポーズごとに変えるのであれば、そのポーズに合った形でお伝えできるので、よりポーズの効果を引き出しやすいかもしれません。


意図を持ち、したことによって何が起こるかも伝えよう

重要なのは、"何をするか"を伝え、そして"何のためにするのか"を教えることです。
何のためにやっているか分からないことには人間あまりやる気が出ないものです。
ただ、これを書き写してねと言われるよりも、
字の練習のために書き写そうねと言われれば、
自分の練習のために取り組む姿勢も変わってきます。
(しかし、ヨガでは目的のためにやる、というより、ひたすら練習して、その先に何があるか自分で気づこうというものもありますね。今回はその話は置いといて。より、ビギナーさん向けの話になります)

先ほどのオープニングトークの例であれば、"観察して浅くなっていたら深める"と伝えています。
それ以外でも、"ただ気づくだけ、どんな時に深まり、どんな時に短くなるかを知りましょう。"というだけでも良いです。

そして、
それをすることによってどんなことが起きるのかを伝えます。
気づいて呼吸を深める方であれば、
どんな時も一定の呼吸ができるようにコントロールする、呼吸の練習にもなりますし、
自分の状態に気づき、どうすれば落ち着けるかという自分を整える練習にもなりますね。

気づくだけ、であればより自分がどんな状態かを深く観察することができます。
そしてそれに判断を入れずにただ受け流す練習とも言えるでしょう。
コントロールしようとするから、いろんな葛藤が起こります。ただ眺め、それが通り過ぎていくのを見守るというのも自分の心を落ち着ける練習になります。


こういった、"何のためにするか"は
私たちインストラクターが
"ヨガでどんなことを伝えたいか"という所なので、
人それぞれです。
哲学のお話にもなりますので、自分が感じるヨガというものをここで伝えていくと良いでしょう。
ただ、難しい話になるのでつい言葉が長くなりがち。
シンプルに伝えるにはどうしたら良いかを考えること、
長くなりそうであれば、クロージングトークなどを利用して伝えることがおすすめです。

まとめ

"何をするか"
"何のためにするか"をシンプルに伝える


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次回は「八支則について」です!お楽しみに〜

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