見出し画像

ヨガ業界の著作権(コピーライト)について思う

映画業界に長年携わっていたので著作権に関することはかなり敏感。
映画は、原作、脚本、写真、俳優といろんな人の著作権(肖像権)の塊だなあと改めて思っています。

私が15年勤めていたのは、国際映画祭。
国際映画祭は映画の見本市のような役割で海外の映画をいち早く日本国内に紹介しあわよくば配給会社に買い取ってもらう、そして劇場公開へ足掛かりをつけるのが国際映画祭の役割のひとつ。

私は海外のドキュエンタリー映画を日本の観客へ紹介するプログラムの担当だったので扱う情報にはかなり気を使ってきました。
それはカタログ制作が頂点と言えます。
固有名詞、とくに製作スタッフ名や監督の言葉、そして映画のスチールのコピーライト。
カタログって捨てられない限り存在するモノで資料的価値の高いモノです。

映画祭のカタログは国会図書館にも収蔵されるモノなので、スペルミスなど間違いを侵すと間違いが拡大する恐れがある。
だから緊張して作業をしていました。
でもね、その恐ろしい間違いをしたことがありました。
今思い出しだけでも、ゾッとする笑

映画祭初日。
夕方の開会式ぎりぎりに印刷ほやほやのカタログが事務局本部に到着。
私は嬉しくて興奮していち早く自分の担当ページを開いてみると、スチールのコピーライトの名前のスペルミスがいきなり目に飛び込んできた!そう間違いに気づいてしまった!


あまり熱心ではない人が見るとそんな間違いは気づかないが、その映画の関係者やこのカタログが拡散することを考えると真っ青になりました

開会式まであと4時間。
このカタログが観客に配布される前にスペルミスを修正しなければならない!と思い立ち、急きょボランティアで手が空いてる人を集めて間違えた名前の上に修正シールを貼る作業を開始。

縦5ミリ×横2センチ ほどのシール
それを3000部に貼っていく

とにかく手が空いてる人は、偉い人だろうが誰だろうが頭を下げて頼み込んでシールを貼ってもらった。
街を行き交う人をかき集めて、
「シールを貼ってください!」と叫んで頼み込みたいくらいの気持ちだった。

そして、ようやく修正シールが貼られたカタログ3000部が揃った。
それも開会式が始まる30分前。
安堵( ;∀;)

私にとってコピーライト(著作権)というのは、そこまで重んじるもの。
ヨガ業界に足を踏み入れてまず驚いたのはそこだった。

クラスで使われる音楽の著作権やSNS などで使われる写真

これらは果たしてどのように著作権をクリアしているのだろうか?と

ネット社会で簡単に手に入りやすいモノであるが、落とし穴でもある。
きちんと対応しないと自分の信用を失いかねないことになるのではないだろうか?

そのような知識はRYTで学ばないと聞いた。

そして、どこで学べばいいのか、どこに相談すればいいのか?とも聞いた。

だったら、教えてくれる人を探して、みんなで一緒にその知識を身につけちゃおうよ、と思い立ちました。
そうすることで、自分も他人も不快な思いをしなくて済むので。

Fujiko

「ヨガ法」の公式LINEの友だち追加はこちらへ!

LINE公式



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?