#1 カナダの名シンガーソングライター、ロン・セクスミスについて
どうも。大人のための洋楽ガイドというブログを運営しているカワタ(@kawata_music)と申します。
ブログでは、超メジャーなアーティスト(ビートルズ、ストーンズ、エド・シーランなど)を中心に紹介しているのですが…
noteでは【マイナーだけどおすすめの洋楽】について書いていこうと思います。
マイナーの基準はちょっと曖昧なんですが、
「こんな良い音楽を作っているのだから、もっと聴かれるべきなのに」
と個人的に強く思っているアーティストを取り上げていく予定です。
少し思い出話が多くなりますが、ご容赦いただければ幸いです。
カナダの名シンガーソングライター、ロン・セクスミス
第一弾として紹介するのは、ロン・セクスミス。
1964年1月8日生まれ、カナダ・オンタリオ州出身の男性シンガーソングライターです。
1997年にデビューアルバム『ロン・セクスミス』をリリースし、音楽好きの間で少し話題になりました。
私が初めて彼の音楽を聴いたのは、大学生の頃でしたね。
当時の音楽雑誌には「郵便配達員をしながら音楽活動もしている遅咲きのアーティスト」という風に紹介されていました。
それを読んで「あぁ、苦労人なんだな」と勝手に共感してCDを手に取ったのですが、1stアルバムのジャケを見て一瞬「えっ、女の子なの?」と思ったのを覚えていますね。(実際は当時からなかなかのおじさんでした)
で、このアルバムの推薦文(CDの帯)をエルヴィス・コステロが書いていたんです。
※ エルヴィス・コステロは、イギリスの大御所アーティスト。日本では「ミスチルが影響を受けたアーティスト」として名前が挙がったりするので「名前は知ってるよ」という方も多いのでは?
話を戻すと、その推薦文が「このアルバムの良さがわからない人は、心が石になっているに違いない」というような内容だったんです…!
私はこれを見て「おぉ…!コステロがそんなに言うなら相当良いんだろうな」というよりは「え? 良さが分からなかったらどうしよう…」なんて思っていました。(マジメか…)
で、恐る恐る聴いてみたところ「ん…?これ、そんなに言うほど良いか?」というのが当時の正直な感想でしたね。
この一件で「あぁ、オレの心は石で出来ているのか…」と深く思い悩むことに……は流石になりませんでしたが、心の片隅に「ロン・セクスミス」という名前が引っかかっている状態がしばらく続くことになりました。
名盤2nd『アザー・ソングス』との出会い
そんな私のモヤモヤを一気に解消してくれたのが、2ndアルバムの『アザー・ソングス』
アルバム冒頭の「シンキング・アウト・ラウド」を聴いた瞬間「おぉ、完璧じゃないか…!」と心を奪われましたね。
下に動画を貼りますので、あなたの心は石になっていないか? ぜひチェックしてみてください。
どうでしょう?最高ですよね。
アルバムの他の曲も素晴らしいものばかりで、それ以降はすっかりロン・セクスミスの大ファンに。
一度好きになると全ての曲が良く聴こえてくるもので、件の1stアルバムも今ではすっかり愛聴盤になっているのでした。
続く3rdアルバム『ホエアバウツ』も本当に素晴らしい仕上がりで、よく友人に勧めていたことを思い出します(反応はイマイチでしたが…)
ちなみに今も活動していて、YouTubeでは有名アーティストのカバー曲の弾き語り動画をアップしていたりするんですよ。
私のブログの「心が落ち着くしっとり系の洋楽10選」という記事でも、ロン・セクスミスについて少し触れていますので、もしよかったら読んでみてくださいね。
後日、第二弾の記事も書く予定なので、ブログ共々どうぞよろしくお願いします。
※追記:第二弾「枯れたポール・マッカートニー?マミーヘッズについて」を書きました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?