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わたしのこと、お仕事のこと(14年の会社員生活の棚卸編)

最近、InstagramやらClubhouseを通して「初めまして~」の方が増えまして、「あらためて自己紹介しないとな~」と思い、自己紹介を書いてみました。で、お仕事目線でと思い、これまでの経歴を書き出してみたら、えらい分量になりまして…

今回、別記事としてまとめ直してみました!
わたしがどんな人間なのかが、お仕事面から垣間見れる内容です。
ご興味あれば、ぜひさらっとお読みくださいませ~~
(結構ニッチな分野に生息していたので、そんな仕事あるんだ…!という新たな発見も楽しめるかと思います)

あと、書き出してみたら、自分のスキルの棚卸になったので、やってみるのもおすすめです(意外と楽しいw)

▶▶▶ はじめに・・・

これは、14年間勤めていた「マニュアル制作会社」でのお話です。

そもそも、マニュアルを作る仕事なんてあるの?!と思われるかもしれませんが、意外とあるんです。会社として独立している場合もあれば、会社の一部門として存在していることもあります。

ちなみにわたしが所属していた会社は、ソフトウェア専門のマニュアル制作会社でした。
某大手通信会社のマニュアル部門が子会社として独立。
マニュアル制作に加えて、Web制作・GUI制作など対応範囲の幅を広げていき、最終的に同じグループのシステム開発会社と合併。
25年ぐらいかけて、なぜかスタート時点の会社内の一部門にまた戻った(とはいえ、社外のお客様を相手にしているのですが)、という感じです。
(大グループ子会社あるあるなのかもしれませんが…)

実は、入社当時、長く勤めるつもりがなかったわたし。
当時付き合っていた人が転勤族だったのも影響しているけど、長く勤めることが想像できなかったのです…(まぁ、なにぶん飽き性なもので)

それでも気づけば14年。なぜそんなに長く勤められたのか。
それは、同じ会社にいながら、多種多様な仕事を経験できたから、だと思っています!自分から異動希望を出したり、育休明けに全然違う部署に配属されたり、と経緯もさまざまですが、2~3年スパンで仕事の内容が変化。同じ部署に留まらず、色々な仕事・お客様に触れられていたので、こんなに長く勤められたんだと思います。

今回は、なぜ入社したのかを含め、14年の会社員生活を棚卸してみます!
⇩ コンテンツはこちら ⇩

就活中のお話(入社動機的な話も)

就活生の私が狙っていた業種、実は「広告業」でした。

元々、何かコンテンツ作る仕事をしたかった私。
映像?Web?グラフィック?でもそんな才能勝負なのツライなぁ、、、「あ、広告代理店だ!」ぐらいのノリです。当時、「サプリ」というマンガを読んでいたこともあり、「色んな人と仕事できて楽しそう」と思い、広告業方面で探し始めました。

とはいえ、人気業種。なかなかの競争率で苦戦を強いられました…

【就活こぼれ話①】
某大手広告代理店の面談に参戦したのですが、そのときの面接官が中堅っぽい男性二人。わたしの話を聞いたあと履歴書を見て「そんな面白そうなサークル活動してたんなら、おれだったら、ここでサークルの話書くけどな。」「それな!」とボロクソにダメ出しされました。そして見事落選。
ちなみに、ボロクソに言われた欄は「大学で学んだこと(サークル活動以外で)」。今なら「お前日本語読めないんかい!」と反論できたのに、、、若かったし委縮してたんだなぁ、と甘酸っぱい気持ちになります。

そして、競争率と併せてぶち当たったのが「結婚や出産で辞める確率」。
家庭を持ちたいが、仕事もしていたい(ずっと家にいるなんて耐えられない)。でも、広告業だとどちらかを諦めることになりそうだな…という葛藤が生まれました。

自分で言うのもなんですが・・・
「サプリ」の影響が強すぎる・・・!!w 
絵が綺麗で、登場人物も魅力的で、ほれぼれするマンガです。

そんなときに、就活サイトから届いてメールに載っていたのが「マニュアル制作会社(入社した会社)」の紹介でした。
よくよく読んでみると…

・結婚、出産した女性も活躍しているらしい
・モノづくり欲を満たせる
・特殊な技術っぽいから、3年ぐらい経験積んだらフリーになれそう

こんな好条件あるんかい!!と、秒で食いつきまして、マニュアル制作会社も視野に入れて活動を再開。氷河期ではなかったので、わりとスムーズに内定までこぎつけました(運が良かった)。

【就活こぼれ話②】
ちなみに、マニュアル制作会社すべてが「女性が働きやすい」ではなかったです。ほかの会社の面接で「出産などしても続けられますか?」と質問したら、「前例ないんですけど、まぁ、本人のやる気次第、かな…(ごにょごにょ)」という会社もありました(最終的に辞退した)。

というわけで、無事マニュアル制作会社に入社した私のお仕事ライフが始まります・・・!

経歴①:マニュアルライター

マニュアル制作がメインの会社なので当たり前なのですが、スタートはここからでした。ちなみに、マニュアルを作るライティング手法を「テクニカルライティング」と言うので、「テクニカルライター」と呼ばれることが多いです。私は、このスキルを下地に、インタビュー記事、e-Learningコンテンツ(動画込み)の制作もしていました。

▼内容
開発者の方の作った資料(仕様書と呼ばれるもの)、ヒアリングした内容を基に、使うユーザーの知識レベルや使い方などを踏まえて、マニュアルのラインナップ・構成・内容を制作する
▼特徴
ルールに沿って、チームで制作。案件ごとにルール作りもする。
▼得たスキル
わかりやすく、伝わる文章の書き方をマスター!
ヒアリング能力もゲット
複数の関係者との調整、交渉

マニュアル制作って、「翻訳」に近い作業だと感じています。
作る人と使う人って、全然違うんですよ。共通言語もあるけど、微妙に知識レベルが違うから、少し加工してあげないと伝わらないことが多い。なので、その間の架け橋になるのが、マニュアルライターだと思ってます。

ちなみに、ライターと聞くと黙々とPCに向かって作業をする、というイメージを持たれるかもしれませんが、意外と交渉力やコミュニケーション能力も大切。お客さまと制作内容や日程、進め方を調整したり、外注さんに指示を出すこともあるので、普通にビジネスコミュ力が求められます!

お客様のタイプも本当に多種多様。なので、部署の雰囲気もさまざま。
正確さ重視部署から、臨機応変さが重要な部署、アイデア勝負な部署など。
運よく、色々な部署を渡り歩けたので、一つの色に染まり切らずにすみました・・・。本当によかった。社内外問わず、色々なタイプの人と仕事をすることになったので、適応能力もかなり高まりましたね。
(ちなみに、自ら異動希望を出し、3年スパンで部署変わってましたw)

経歴②:UXリサーチャー

ライターメインでキャリアを積み上げ、結婚。
そろそろランクアップしたいなぁなんて思っていた矢先の出産。
育休産休も終わり「またがんばるぞい!」とやる気満々で元の部署に戻る予定だったのですが、急遽変更になり、まったく異なる部署に放り込まれる事態になりました…。
(しかも夫婦で同じチームという非常にやりづらい状況ww)

仕事内容が、また説明しづらくて…
「UX(ユーザーエクスペリエンス:ユーザーの体験)に考慮したモノづくりをしましょう」という考え方を普及したり、活用したりする部署なんですよ。もう何よって感じですよね。

説明すると長くなるので省きますが、チーム自体もかなり手探り状態でして。どういう活動をしたらよいかチーム内で議論を繰り返しながら、進めていました。考えながら進む、というのが自分には合っていましたのでよかったのですがw
当時は、ユーザーの体験(どういう風に使うか、使った時にどう感じるか)ベースで製品の良さを考えたりそれを踏まえて紹介資料をまとめたり、という感じでがんばっていました(超大変でしたけどね!)。

▼内容
UXの考え方を活用して、
・製品の良さをうまく伝えるための資料づくり
・製品のUI(表示される画面やボタン、動きの流れ)を改善提案
▼特徴
UXの考え方を多方面に活用。新しい活かし方を考える。
▼得たスキル
UXの考え方、資料作りでの活かし方
ヒアリング力の向上
型にはまらない、臨機応変な資料づくり

ちなみに、在籍したのは丸2年だけ。
しかも時短勤務で、息子の体調も安定せず年休を使い切るぐらいの感じで休みまくり…当時はリモート勤務の体制も整っていなかったので、思いっきり仕事ができる状態できず、ちょっとくすぶっていた時期でもありました。(仕事の内容がおもしろかっただけに、ね)

経歴③:提案書デザイナー(プレゼンも)

そして、次にやったのが、提案書とプレゼン資料のブラッシュアップ(改善)に特化した仕事。これが、びっくりするぐらい自分にとっては天職でした!全然苦じゃないし、すぐに良い感じに仕上げられるし、なもんで、天才かな?なんて勘違いしそうでしたw
(前回の部署から異動したので、めでたく夫婦別部署になりましたw)

たぶん、みなさん「プレゼン」とか聞くと、Appleのスティーブ・ジョブズを想像するかと思いますが、全然違います。
決められた項目に沿って、きちんと答えていく+アピールする、そして評価(点数)をもらう、というもの。学校のテストに近い感覚ですね。他社より高得点をとるにはどうすればよいか?が勝負なので、相手に響く「良さ」をうまく言葉にしてアピールする、という点でUX時代の考え方はすごく相性がよかったです!

▼内容
営業さんが作った提案書を、よりわかりやすく、より伝わりやすく、文章や図表を改善する。
▼特徴
勝てるためにはどうすればいいか?を考え、それを形にする
▼得たスキル
勝てる提案書(+プレゼン)のポイント
見やすい資料づくり(PPTがメイン)
自治体・官公庁の資料の読み解き方のポイント

ちなみに、公共寄り(自治体や官公庁が相手)で、メルマガも担当していたので、国の施策の流行りに敏感になりました。今流行っている「SDGs」も取り上げたことがありました(2019~20年当時)。国や自治体って、民間よりちょっと早めに動いているので、政策とかチェックしておくと先が読めることもあります。お堅くで分厚い資料が多いので全部読むのは大変ですがw(ちょっとしたコツが必要)

ちなみに、「BtoB」を意識した動きをずーっとしていたので(資料作りも、コミュニケーションの面も)、フリーの仕事をするときにちょっと苦労しました(下の記事参照)。まぁ、これも良い経験です♡

経歴④:新規部署の立ち上げ&推進サポート

③の仕事をしているときに、常駐しているお客様の部署で
「社内コンペに応募する!」という流れになりまして…

前出のとおり、提案書+プレゼン資料マスターなこの部署。
で、光栄なことにわたくし✨エースデザイナー✨でしたので、社長プレゼンの資料を全面プロデュースを担うことになりました
(出だしのツカミとなる部分のストーリー&デザインをメインで担当)。

そして・・・

見事金賞を受賞!!(数十万人規模のグループ会社でTOPですよ、TOP!)
事業化の権利をGETしまして、新しい部署として立ち上げることになりました。すっごい経験しているなぁ…と感心している間に、思いっきり巻き込まれまして、まさかの部署の立ち上げメンバーになりました。

これがもう、やることが多種多様すぎて、これまでの経験をすべてフル活用する!という感じでした。

▼内容
・2か年計画の立案と実行の補助
・新規サービスのアイデアまとめ&資料化
・ポータルサイトの開発・運用(体制づくり、要件整理、日程管理など)
・新規メンバーへの教育(教育体制づくりも)
・荒ぶる会議のまとめ役、議事とり、資料作りまでトータルで対応
▼特徴
今まで得てきた経験・スキルをフル活用して、ハイスピードで対応!!
▼得たスキル
無茶ぶりを無茶ぶりとも感じず、対応できる力
さらに肝が据わった…
上層部のYESを引き出すための資料づくり

未知の領域だけど「できない」なんて言えない状況・・・
(やるしかないという、ギラギラの雰囲気)
今まで培ってきたもの・勉強してきたことが、本当に実戦に対応できるものなのかどうかを試されているような、そんな感じでした。

このときに得たスキルの一部は、簡単にですがnoteにもまとめています。

ちなみに、辞める時の手続きですっっっっっっごいゴタゴタしました。
(ワタシ、ワルクナイ。ワルイノソウム。)
こういう手続きが必要なんだよ、をまとめた記事もあるので、ぜひどうぞ。

14年のまとめとして・・・

実は退職してから、もうすぐ1年です。

怒涛の勢いで仕事していたので、あまり振り返ることがなかったのですが、改めて、今までやってきた仕事を棚卸してみると、自分のできること、得意なことが改めて見えてきて、すごくよい機会になりました♡

そして、「あ、これやっているとき楽しかったわ」という感覚もよみがえってきて、、、なんか今後の自分のサービスを考える上でもとても役立ちそうです!

もしも、これを読んで
こんなことしてきたんなら、こういうことお願いできないかな?
なんて感じる方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひお気軽に声をかけてくださいませ!
(わたしのプロフィールページのURLから、ご連絡いただけます♡InstagramのDMでも全然OKです~)


といわけで、今回は以上です!
かなーーーーーーーーり長くなりましたが、最後までお読みくださり本当にありがとうございました♡♡

区切り(最後の挨拶)



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