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ピカチュウ、愛してるよ。

インターネットから失礼します。
北沢よがです。

この1ヶ月間、ポケットモンスターの最新作を遊び尽くした頃に、前回の記事の続きを書かなくちゃいけないことを思い出してしまい、めちゃくちゃ焦って書いています。
当時の職場に1年以上経っても馴染めず、患ってしまった心の病気が原因で11月の間はお休みをしてた時に発売されたので、死ぬほどのめり込んで遊んでました。

心の病に関してはまたいつか投稿しますので、その時に読んでいただけたら嬉しいです。

前の記事はこちら!↓↓↓↓

前回に引き続き、僕がピカチュウに抱いている愛情にとどまらず、ポケモンそのものについての愛も語らせてください。
前の記事では最初のピカチュウ離れまでで終わってしまいました。
それでは、続きをどうぞ。

「ピカチュウが好きってなんかダサいよ」

小学生の時、周りは皆ポケモンで遊んでおり、対戦や交換に勤しんでいたり、中にはプロアクションリプレイ(ゲームでズルをするための非公式商品)を使って通常プレイでは入手できない特別なポケモンを手に入れている人もいました。
当時の僕はこのプロアクションリプレイがものすごく魅力的に見え、当時では手に入れることが困難とされたホウオウやルギア、セレビィやジラーチを何匹も手に入れたり、色違いポケモンを何匹も持っていたり、通常プレイでは1つしか入手することができないマスターボールをカンストするほど持っていたりエトセトラ…
当時はこれがめちゃくちゃ羨ましかったのです。

※注意※
前提としてプロアクションリプレイ等を使用した内部パラメーターの操作や改造行為は個人の範疇で行うことは是とされていますが、周りの人を巻き込んだ形で楽しむのはルール違反です。
現在は改造データのポケモンで通信対戦をしたり、通信交換をするとゲームが遊べなくなる処置がされてしまうようなので、絶対にやめましょう。
受け取った改造ポケモンを使用して通信対戦をするのも同様にペナルティを与えられるので、改造の疑いがあるポケモンは逃すのが吉です。

改造ポケモンを持っている子に注目が集まる中、より珍しいポケモンに魅力を感じた当時の僕はピカチュウよりもジラーチやデオキシスなどの幻のポケモンに興味を覚え、いつしかピカチュウは二の次三の次になり、あんなに苦労して捕まえたピカチュウに対して愛情も薄れていました。

当時の僕は筆箱はピカチュウが前面にプリントされたデザインのものを使っており、もらった時から気に入って使っていました。
しかし、周りの子は格好いいポケモンがデザインされた筆記具やノートを使っていて、それも相まってピカチュウよりも他のポケモンにより魅力を感じるようになり、そして気付いた時にはレックウザの筆箱を使うようになっていました。
僕のピカチュウに対する関心はなくなりかけていました。

いちど情熱は冷めても、また再び燃え盛る

ピカチュウに対する関心が消え、ポケモンに対する情熱も冷め、ポケモンから離れてしまった中学時代、当時のポケモンはニンテンドーDSを中心に展開されていました。
3人兄弟で歳の近い兄弟ということもあり、受験やらなんやらでゲームにのめり込んで欲しくなかったのか、はたまた兄弟全員にDSを買ってあげられる金銭的余裕がなかったのかはわかりませんが、DSがゲームハード戦争の猛威を震っていた時代に我が家ではDSを買い与えられることはありませんでした。

しかし、そんな世間での流行とは別で当時流行っていたゲームとゲーム機がありました。
PSP(プレイステーションポータブル)です。
DSとは比べ物にならない程のハードウェア性能を有しているのにも関わらず、メガヒットを飛ばすタイトルが意外に少なかったゲーム機です。
そんな中で発売から数週間で300万本以上を売り捌く怪物級のゲームソフトがありました。

そうです「モンスターハンター」です。
通称「モンハン」は今でもその人気が衰えることを知らない大人気シリーズであり、当時中学生だった私の周りではほとんどがそのゲームで遊んでおり、楽しすぎてPSPを学校に持って行っては先生に没収される生徒も多かったです。
中には懲りずに何度も持って行ってた生徒がいて、最終的に彼のあだ名は「ソニー」になりました。ウケる。

僕がポケモンへの関心がなくなったのはどちらかと言えばPSPやモンハンの影響が大きいです。
ピアノ教室の帰り道、年明けに貰ったお年玉を握りしめてLIFEの2階(生活のフロア)のゲーム売り場に行ったあの日、ドキドキしながら自分でPSP-2000(パープル)を買ったあの時のことを今でもはっきり覚えているし、今でもそのPSPは大事に持っています(実家にある)
寝食を忘れてのめり込んだモンハンや、ストーリーに度肝を抜かれた「メタルギアシリーズ」、どういうルートで買ったのかわからないが、友達が貸してくれたR18ゲーム「グランドセフトオートシリーズ」などなど、僕の中学時代はこのゲームたちで満たされていました。

そんな中、ポケモンも最新作を出します。
ポケットモンスター ブラック・ホワイト」です。
DSも持ってなかったし、ポケモンに対して一切関心が無かった僕だったので、いつの間にか発売してたんだねというのが当時の率直な感想です。
しかし放課後にみんなで友人宅へ集まると、昨日までPSPを持っていたはずの彼らがDSを持ち寄ってポケモンをプレイしていたのです。
あれ?みんなで※ピースウォーカーやるんじゃないの?」と思っていた僕が、意識の外側に置いていたポケモンで遊ぶ同級生たちに心底驚いてしまったのと同時に、自分がポケモンが大好きだったということを思い出したのです。
(※ピースウォーカーはメタルギアシリーズのゲーム)

そうか、やっぱり僕はポケモンが好きなんだな。

歯止めが効かなくなる愛とポケモンがくれたきっかけ

無事に中学を卒業して高校に入学した頃、すぐにバイトを始めました。
DSとポケモンを買うためです。
最初のバイトは無難にコンビニを選びましたが、5日でクビになりました。
理由は10分の遅刻です。厳しすぎ。
その後はファストフード店で働き始め、2ヶ月目の給料を貰った時にDSとポケットモンスターハートゴールドをゲットしました。
通称ポケモンHGSSは過去に発売されたポケモン金銀バージョンのリメイクであり、ゲームとしての完成度も非常に高く、今でも最高のリメイク作品と謳われるほどです。
当時の僕からしてみれば、久々に触るポケモンならなんとなくやったことのあるポケモンをやるのがベストだろうと思っていました。

しかし、このポケモンHGSSは思った以上のやり込み要素があるゲームでした。
ゲーム内で好きなポケモンを連れ歩けるシステム、なんかよくわかんないスポーツで遊べる「ポケスロン」、そしてポケモンと一緒に現実世界で歩き回れる万歩計「ポケウォーカー」など、生活の一部にまで溶け込んでくるポケモンに対して、いま思えば恐怖を感じ得ませんが、これが楽しくて仕方ありませんでした。
リハビリ程度に遊んでいたはずのポケモンだったはずですが、逆にセービングが必要になる程に歯止めが効かなくなってしまい、当時はまだゲーム人口が少なかった「ポケモンカードゲーム」にも手を出し始め、バイト代が出てはカードパックの箱買いをする日々でした。
当時はまだそれが自由にできて、転売とかもなかった時代。懐かしいな。

ある時、何を思い立ったかポケカでバトルがしたいと思い始め秋葉原の雑居ビルに向かい、ルールがよくわからなかったクセに店舗の大会に出ようとします。
ここで初めて自分と共通の趣味をもつ知らない他人と交流することになるきっかけになったのです。
共通の趣味を持つ同士で仲良くなり、その場限りではあったけれど複数人でご飯に行ったり、ポケモンの話をしたりしました。
思えば「オフ会」に近い雰囲気だったと思います。
そこで皆がどのポケモンが一番好きか?という話題で皆が各々好きなポケモンを口にしていた頃「僕が一番好きなポケモンってなんだろう?」と自問自答していました。
「じゃあ君の好きなポケモンは?」と僕の番が来た時、咄嗟に

「ぴ、ピカチュウがすきです…」

と答えてしまいました。
頭の中で「うわぁ…ベタなの答えちゃった…ニワカだとか思われたら嫌だなぁ…奇をてらったポケモンとかにすればよかった…」
と思っていた矢先、周りから出てきた言葉は

「いいねぇ〜!やっぱピカチュウいいよね!」
「最終的にはピカチュウに戻ってくるよね」
「最初に遊んだポケモンがピカチュウ版だったから思い入れあるかも!」

と意外にもポジティヴな感想ばかりでした。
その言葉たちを聞いて、僕の中に眠っていたピカチュウ愛が目を覚し始めました。
その後はピカチュウの好きなところを語り合い、最終的に
大谷育江さんは神だね
という感想でその場は締め括られました。
(大谷育江さんはピカチュウの声を担当されている方です。)

あの時なぜ秋葉原のカードショップに行ったのかわかりませんが、あの経験は僕にとってかけがえのない出来事であことだけは間違いありません。
思えばバイトをしようとした時もポケモンがきっかけでした。
なんやかんやで人生の節目に食い込んでくるポケモンは、もう僕にとってはデカすぎる存在でした。

僕の生きがいになったポケットモンスター

その後もポケモン熱は冷めず、今でもヒートアップしている僕ですが、最近悲しいニュースがありました。
それはアニメポケットモンスターで26年間主役を務めたサトシがとうとう引退するかもしれないという発表です。

ポケモンのアニメ劇場版を含めほとんどを網羅した僕にとっては、サトシやその他のキャラクターは僕の一部になって溶け込んでいて、僕の人格を形成していると言っても過言ではないくらい、かけがえのないものなのです。
そんなシリーズに幕を下ろすことが決まったのは正直ショックでした。
サトシの初めてのポケモンリーグ優勝と、ポケモンワールドチャンピオンシップの優勝はまるで自分のことのように嬉しかったし、涙を浮かべるほどに感動しました。
とうとうサトシは世界最強のポケモントレーナーになれたんだ…!やったー!って素直に喜べるくらい。

こんなこときっと人に話せば冷めた目で見られるのが関のやまですが、そんなことどうだっていいくらい自分には大事な存在だったのです。
サトシはいなくなってもシリーズは続きます。
果たして新しい主人公になっても僕は変わらずポケモンを愛せるのだろうか。
ピカチュウのいないアニポケは僕をどこへ連れて行ってくれるのだろうか。
期待と不安が入り混じる中、僕は「これって冒険と一緒だ」と思っちゃいました。
思った後に悪寒がやってきて我に帰りました。
サブイボを抑え込みながら、評価は観てからだし、それまでは現行シリーズを楽しみながら待とうや。と一旦落ち着きました。

2023年にサトシの物語は最終章に突入します。
どんな冒険が待ってるのか、そしてどんな結末が待っているのか、今からワクワクが止まりません。

まとめ

僕にとってピカチュウはいつ見てもテンションが上がるキャラクターです。
ピカチュウ関連のものなら喜んで受け取ります。
ピカチュウに関する記事だったはずなのに、対極にあるようなモンハンとかMGSの話が出てきてなんかごめんなさい。
その辺の話もいずれできたらいいなと思ってます。

それではまたお目にかかります。

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