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89235798570周回ってピカチュウが好き

インターネットから失礼いたします。
北沢よがです。

初代ポケモンの発売日の5日前に生まれた北沢よがは、生粋のポケモントレーナーです。
別に何の自慢でもないけど、僕が生まれた世田谷区はポケモンの開発元である株式会社ゲームフリークの本拠地だった場所でもあります。(現在は飯田橋にある)

つまりピカチュウと僕は同じ世田谷生まれで、共にグルコサミンなのです。
世田谷育ちの人は皆グルコサミンであることは世田谷区出身の人々の間では常識なので、最寄りの世田谷区民に聞いてみるといいです。
すぐに嘘だとわかります。

さて、ポケモンの最新作の発売が目前に控えた今日ではありますが、そんなポケモンに対する愛とその物語を語っていこうかと思います。
それでは準備はいいか?夢と冒険の世界へレッツゴー!

ポケモンショックでポケモンから遠ざけられていた幼少時代

いきなり暗すぎ。
事実、ポケモンショックは当時の日本を揺るがしていました。
アニメが始まる時に必ず表示される「テレビを見るときは部屋を明るくしてから離れてみてね」と表示されるようになったのも、この事件がきっかけと言われています。

この事件を危惧した両親はポケモンは見せまいと、毎週木曜日の夜7時はテレビのない部屋に子供達を軟禁していました(多分)
思えば、テレ東にチャンネルを合わせなければ良かったんじゃねえの?と思うかもしれませんが、テレビっ子3兄弟にとって、リモコンの操作はお手のもの、録画だってできちゃうくらいです。
なので、放映中は父が暴れ盛りの子供達を30分間必死で押さえつけ、母が放送を検閲しオーキド博士のポケモン川柳が終わるまでしっかり見届けていました(母は覚えていない)

僕が0歳児の頃に母が育児の合間にやっていたゲームがポケットモンスター緑だったので、我が家にとってポケモンは近しい存在でした。
だからこそ、ポケモンが子供を危険に晒したという事実が、両親にとっては恐怖だったのでしょう。
事実、兄はあの放送をリアルタイムで観ていたと云うので、まじでアッチョンブリケ(幸いにも体調不良は起こさなかった)

しかしながら、ゲームに関しては寛容な体制をとっていたため、ゲーム自体は特に制限を儲けられることはなく普通に遊んでいました。
とはいえまだ3、4歳なので「ゲームをして遊ぶ」という認識すらない状態。
初代ゲームボーイにカセットを挿して電源を入れてボタンを適当に押す動作が楽しくて仕方なかったのでしょう。

その時に遊んでいたゲームがこちらです。

冗談とかじゃないです、冗談抜きです。
いつになったらピカチュウの話すんだい。

第3世代のピカチュウは幻のポケモンに等しい

両親が僕に対して初めて買い与えた最初のポケモンは「ポケットモンスター サファイア」でした。
この頃には我が家でもアニポケが解禁され、自由にポケモンを見ることができ始めた頃です。
ポケモンルビー・サファイアは第3世代のポケモンで、ゲームボーイアドバンス向けに発売された初めてのポケモンだったと思います。
ポケモンルビー・サファイアは新たに100数匹のポケモンが追加され、これまでに登場したポケモンも複数登場します。
当時からアニメでも大活躍中のピカチュウも、物語の後半でゲットが可能です。
ポケモンといえばピカチュウ、みんな大好きだったし、僕も大好きでした。
みんながピカチュウに虜な中、クラスメートの情報によればミナモシティの前にゲットができると。
それを聞いて神速で家に帰った僕は急いでゲームボーイアドバンスの電源を入れたのだ。

が、これが想像以上にディフィカルト。
これがどれほど難しいのかを解説します。

その1.サファリゾーンにのみ出現する

サファリゾーンとは、ミナモシティの直前にあるポケモン捕獲施設で、ホウエン地方では珍しいポケモンが数多く出現するエリアです。
商業施設につき、一回の遊びで500円を払う必要がありますが、専用のサファリボールを30個ととりかえっこすることでサファリゾーンで遊ぶことができます。

このサファリゾーン、めちゃくちゃ広大な面積を有しており、一部エリアに至っては専用の自転車を持っていないと進入することすら出来なかったりします。
その上、サファリゾーン内では「歩数制限」があり、エリア内を500歩歩くとサファリゲームが終了します(残り歩数のカウントは非表示)
また、とりかえっこしたサファリボール30個を使い切ると、残り歩数にかかわらずゲームが終了します。

でもそれまでにポケモン捕まえれば余裕っしょって思うかもしれませんが、サファリゾーン内ではポケモンとは戦闘することが出来ず、こちらからポケモンを繰り出すことができません。
なので、野生ポケモンの体力を削ったりだとか、「まひ」や「ねむり」などの状態異常にすることもできません。
代わりと言ってはあれですが、ポロックというブロック型のお菓子を投げつけることができます。
野生のポケモンが気に入れば捕獲率にも影響がでますが、気に入らなければ逃げられてしまいます。

え?にげるの?

その2.逃げる前に捕まえる必要がある。

野生のポケモンって急に飛び出してくるからやけに攻撃的かと思えば、サファリゾーンのポケモンと「ラティオス」「ラティアス」に限り逃げることがあります。
第3世代のポケモンで遊んだことがある人ならわかると思いますが、ラティオスやラティアスを捕獲しようとする時、ポケモンとエンカウントする直前にレポートを取り、できる限り優位に捕獲するように対策や準備をすることができたかと思います。
しかし、サファリゾーン内ではポケモンとの戦闘はおろか、レポートを取ることすら出来ないので、完全に運任せになる。

「乱数調整とか使えばできるじゃん」とか言ってくる人もいるんですが、これは2002年〜2004年のお話なので、電光石火で消え去って欲しい。

しかも、サファリゾーンは入るたびに500円を請求されます。
商売だとはいえ、これはふざけ過ぎている。
こっちは「かいふくのくすり」にいくら注ぎ込んでると思っているんだ!
こんな縛りを食らった状態でピカチュウを探し当て、捕まえなきゃいけないのだから。
僕の場合はピカチュウの一点狙いだったので、サファリゾーンに入場する前にレポートを取り、ピカチュウを捕まえられなかったらリセットという方法をとっていました。
これなら500円だけでピカチュウを捕まえることが可能なのです。
ちなみにこの方法は母が思いつき、赤緑のラッキーに対して実践していた方法です。

ここまでは思い出話でしたが、実際のところ、今やってみたらそんな難しくないやろ?と思い、実家から引っ張り出してきたGBAとルビーを伴って実践してみました。

その3.ピカチュウはシャイすぎる

出ない、マジで出ない。3日目の便秘くらい出ない。
もしかしたらピカチュウも便秘だったのかしら?
今でこそ攻略情報はネットに溢れているのに、どうしてピカチュウが出ないんだ。
と思った3回目のリセットの時にやっと出てくれました。

やったぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!って声出しちゃった。
それにバンザイしちゃったよ。
大人になっても嬉しいもんは嬉しい。
その後も計3回出現し、1回は逃したもののもう1匹捕まえることができました。
情報がなければこんな小1時間でピカチュウを捕まえることは叶わなかったでしょう。

当時を思い返してみれば苦労の末のゲット、当然僕のお気に入りになるわけです。可愛いし。
しかし、この頃から「かっこいいポケモン」に惹かれるようになります。

そう、これが最初のピカチュウ離れになるのです。

今回はここまで。次回続きを書こうと思います。
それではまたお目にかかります。

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