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ヨガ練習生のための健康的な食べ方ガイド

ヨガの練習を深めていく生徒さんの中には身体を健康に保つために運動を習慣化するだけでなく、内側からの健康を意識した暮らしを始める方も多いと思います。アーサナ(ヨガのポーズ)やプラーナヤマ(呼吸法)で身体の中の老廃物や毒素をデトックスする事も大切ですが、老廃物や毒素の素になってしまうような食べ物を避け摂り入れないように考えるのはとても自然でシンプルな健康への近道だと思います。
新鮮で安全な栄養価の高い食材を選んで摂り入れることも大切ですが、どんなに高品質な食材でも、不健康な食べ方をしてしまうと身体に負担をかけたり、アーマと呼ばれる未消化の毒素へ変わってしまいます。

こちらの記事では、アーユルヴェーダをベースとした、消化に負担のかからない健康的な食事の食べ方を紹介しています。
こちらは特に菜食の方向けではありませんが、食事の摂り方を少しずつ変えていきたいという方の初めのステップになさってみてください。

健康的な食べ方ガイド

  1. 白湯
    朝起きたらカップ1杯の白湯を飲みます。睡眠中に汗として排出された水分を補い、内臓を温めることで内臓を起こしてあげます。白湯はすすれる程度の温度にしてみてください。

  2. 一度に食べる食事量
    両手のひらをお椀型にした量が、あなたが食べられる量の目安です。

  3. 1日の食事量のバランス
    朝食<夕食<昼食のバランスで食べます。
    アーユルヴェーダでは太陽が最も高くなる時間帯に消化力が高まるといわれています。消化力の高い昼食に最も多く食事を摂ります。

  4. 時間
    規則正しく決まった時間に食事を摂ります。食事の間隔は4〜6時間程度あけ、間食は控えましょう。

  5. 食事の内容
    朝食は、果物やお粥など。昼食・夕食には、お米や麦などの穀物と新鮮な野菜を調理したものを摂ります。ギーやごま油、オリーブオイルなど良質のオイルは必ず摂りましょう。ヨガの練習生でアーサナをより深めたい方は特にギーは毎食1回あたり大さじ1杯ほど摂ると良いでしょう。
    スパイスを数種類使うと味や香りを良くするだけでなく消化の手助けもしてくれます。


  6. 1度の食事に、塩味、甘味、酸味、辛味、苦味、渋味の6つの味を食事に取り入れます。1度に6つの味を摂るというと難しく感じるかもしれませんが、例えば塩味は塩、甘味は穀物から、レモンやヨーグルトなどから酸味、胡椒から辛味、春菊などの葉野菜から苦味、豆などから渋味というように少し書き出してみると6つの味を摂るのはさほど難しいことではありません。

  7. 飲み物
    食事から水分を摂ります。食事中に水分を摂って、消化液を薄めないようにします。

  8. 温度
    温かく調理されたものを摂ります。

  9. よく噛んで食べる。
    固形物が液体状になるまで、ゆっくりよく噛みます。

  10. 食事を終えるタイミング
    はじめのゲップが出たら食べるのをやめましょう。

  11. 避けたい食材や食事に適さない食べ方
    早食い。立って食べる。精製された白砂糖、インスタント食品や缶詰などの加工品、冷凍食品、カフェインを含むもの、揚げ物、古い油や古くなったもの、調理されてから時間が経ったものは避けます。

小さなことの積み重ねが体内のエネルギーの変換をスムーズにし、毒素が溜まりづらいいきいきとした動ける身体を作る手助けだけでなく、気持ちの変化も起こってくると思います。小さなことに思えるかもしれませんが運動も食事も継続することが最も大切です。是非やれることから試してみてください。

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