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不登校/学校に行けない理由を聞いちゃいけない。でも…



生きるのがしんどい

不登校の子は何らかの理由で、
学校という場所が合わない子たち。

皆は普通にできるのに
自分には違和感のあること、
できないこと、嫌なこと

先生には、注意されるし叱られるし
友達からも白い目で見られる。

思春期なんてなおさら。

もともと繊細な体質なのに、
さらに輪をかけて敏感な時期だから、
何をするにも他人の目が気になる。

皆が正しい
自分が間違っている。
我慢して、
もっと頑張らなきゃいけない


でも…


もう、無理!!!!!


心の糸がプツンと切れてしまって
学校に行くことができなくて
さらに自分を追い込んで
普通の日常を送るのも辛くなっちゃうんだよね。

頑張れない自分
皆はできることが、自分にできない

自分は駄目だ
自己肯定感下がりまくって、

そんな自分が嫌になって、
メンタルヘルスが落ちてしまう。


学校行かなくても、
好きなことすればいいよって
大人は簡単に言うけど、

好きなことも分からないし
何かをする気力もない
これ以上どうすればいいの

どうせ自分なんて
何をしたって駄目なんだ


そんな思考でいっぱいです。



学校は休んでいるのに、
ずっと頭の中は自己否定でいっぱいだから、

それを紛らわすために、

日中は布団から出ず、
ゲームやYouTubeに没頭し、
人との関わりを避けて
部屋にこもる
おやつにジャンクフード
自分なんて生きている資格もない
○にたい…



頑張って、
でも上手く行かなくて
どうやっていいか分からなくて


生きることに疲れてしまったんだね。

回復には時間がかかる

心が壊れてしまうと、
回復するのに長い時間が必要です。


風邪引いて熱があるときに、

早く起きて着替えて
ちゃんとご飯食べて
部屋散らかさないで
勉強しや

って言わないように、


心が風邪引いたときも、

ゆっくり休んどきー
食べれるもの食べときー
無理しなさんなー


です。


もちろん、メンタル落ちているので、

日常の会話がままならなかったり
食べ散らかして衛生的に部屋が汚かったり
昼夜逆転でストレスを感じたり


そういうところを
家族が我慢して、耐えろというんじゃなくて

(んなことしたら、鬱になるからね!)


食べたごみは捨ててね
うるさいからゲームの音小さくして
おはよう、おやすみ

必要なことは、
こちらからちゃんと伝えよう。

コミュニケーションは大切だよ。


でも、そう簡単にはいかないから、
家族だけで抱え込まず、

専門家を頼ろうね。
発達外来、児童精神科
思春期や不登校の心の専門家です。


親の会は、当事者の集まりだから、
気持ちを分かってくれるし、
クリニックや地域の情報を教えてくれます。

学校に行けない理由を聞いちゃいけないのは

本人に直接、学校に行けない理由を聞いちゃいけないのは、

「何で学校行かないの!?あんたが悪い!」

って、親が自分を責めているように感じるから

本人も自分ではよく分からなくて困っているのに、しつこく言われたら、
そりゃシャットダウンしたくなるよね。


でも、ただ見守るだけではうまくいきません。
"客観的に"子どもの苦しみの理由を探っていく必要があります


こころが回復しても、
結局自分自身のことが分からないと、
学校に戻った時、進学しても、転校しても、
社会に出ても、

また同じ所で問題を抱えてしまうから。


本人の性格や、特性を考えながら、
学校や集団の中で苦痛なところを、探していく。

自分を理解できると、それに対する対応や工夫ができるからです。


集団の中に長時間いるのが苦手なのかもしれないし
自分の気持ちを言葉にするのが苦手なのかもしれないし
人の気持ちを読みすぎて疲れてしまうのかもしれないし
運動が苦手で体育の授業が辛いのかもしれない



不登校と言っても、
子どもの個性はひとりひとり違うから、

どう環境を整えたらいいのか
困ったときは誰に助けを求めたらいいのか
自分らしくいられる居場所

を、見つけておくことが大切です。



心が回復してくると、
何気ない会話の延長線上で
自分の本音を伝えてくれるときがあります。


子どもが調子のいいときには、
たくさん話をして、
そして一緒に悩みながら、

少しずつ光を見つけていこうね。

angie

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