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楽しく学校生活を送るための支援の仕組み

子どもの発達が気になったら、まずやるべきは環境を整えること。子どもにとって苦しくない生活環境を作ります。声かけや関わり方は、その中で親も一緒に学んでいくよ。

特に学校での集団生活をスムーズに送ることは、特性がある子達にとってハードルが高すぎる!だから担任の先生をはじめ、学校と家庭と連携をとる必要があるんだけど、

小中学校の『特別支援教育』って知ってる?


特別支援教育とは?

すべての子どにとって学校が学びやすい場所になるようにするための支援体制。これは障害や診断が無くても、通常学級に所属している子も含めて、すべての子たちに適応されます。

県や市の教育委員会ホームページやリーフレットに詳しく書いてはあるけど…
教育機関のシステムって、びっくりするくらい難解でー
そもそも組織図が分からんし、誰に何をどう聞いたらいいかも分らん。
冊子読んでも難しすぎて、こないだ教頭先生捕まえて説明してもらったよ(笑)それでもまだピンとこないとこもあるくらい!

通常学級にいるとママさんたちとの情報交換もできないし、そもそも情報が回ってこないしね。

特性ある子を二人育てて、だいぶ小中学校の仕組みと特別支援教育の詳細が分かってきたので、できるだけ私のわかる範囲でシェアしたいと思います。

とはいえ、自治体や学校によっても対応の仕方は異なるので、あくまで参考程度に全体像を把握してもらって、それぞれ学校に問い合わせてみてください。

子どもの発達に関しては、本当に知識の差が大きいんだよ。
ママの関わり方や心の在り方もそりゃ大事なんだけど、知らないと動けないしどう関わればいいかも分からない。知識があれば無駄にメンタル病まなくてすむからね。
(未だにママ向けマインド系ビジネス多すぎる!怒)


子どもの支援の全体像

まず詳細を話す前に、学校関係を含む支援の全体像をお伝えするよ。
これまでの記事でも、子育ては、人を頼って共同でやるものだよっていう話をしているけれど、つまりこういうことです👇

子どもと親を中心に、理解・支援してくれる人たちでぐるっとチームを作っていくイメージです。

主に学校・教育関係、医療、福祉、行政、地域、
プラスして必要ならば民間サービスを利用するといったところです。

で、やっぱり教育関係の役職が沢山あって一番ややこしいところなんですが…

基本的に何を利用するにしても、図のように横繋ぎではない(‼)ので、親が中継となって繋いでいく必要があります。
(ええ、組織を超えて共有してもらえたらどれだけ助かるか、泣。ほんとそこんところよろしくお願いします)

なので実際はこんな感じ

子ども(家庭)を中心に、安心安全な小さな社会を創るということです。

子どもにとって学校は社会。社会という大海原では自分の居場所を見失いやすい。だから、困った時に頼りになる人、相談できる場所を作っておくんです。

そうすることで、失敗しても受け入れられる安心感の中で、自己肯定感を下げずに、社会に出るための小さなステップを積んでいけます。

SNSとかでよく見るのが、発達障害や不登校の子を持つお母さんが、
「誰にも分かってもらえなくても、私がこの子を守る!立派に育てるんだ!」って孤立したり抱え込んだりしがちなんだけど、

いやいやいや、そんなに力んで子育てしたらしんどいってー
むしろそこ、どんどん人を頼っていこうよー

子どもはいずれ家庭を離れ、社会に出ていくんだからさ、ママが社会を敵に回したら駄目だよ。子どもが大人を信じられなくなってしまうからね。
非行や反社会派に属させたいわけじゃないやん!?


さて、どこから手をつけよう?

まず動くのは、やっぱり医療関係(専門医)と、
学校の窓口は担任の先生になるかと思います。

学校は大きな組織なので、保護者の意見だけよりも、医師の助言や判断がある方が話がスムーズです。

医師の意見書一枚でそんなに簡単に動くの?ってこともあるので、病院との連携は必須。
予約が取り辛い(ひどいと半年以上待つことも💦)ので、問い合わせだけでも早めにやっておきましょう。

受診できたら、分からないことや困っていることは、うやむやにせず、しっかり話をする。
かかりつけのお医者さんとの信頼関係、築いておこうね。

次に、学校の支援事業の窓口は、
まずは担任→管理職となる場合がほとんどなので、担任の先生との共有や連携も必要不可欠です。

学校での悩みや、友達関係、家での困り事など、気になることはできるだけ連絡帳や電話で共有しておくと、先生も状況が分かって子どもとの対応がしやすくなります。

それに、親と担任の先生が仲良くしていると、子どもも安心できるよね。

パニックや癇癪がある子は、そのときの対応なども事前に伝えておくといいです。保健室も、気持ちを落ち着かせたり、気分転換するのに利用できます。


担任との相性が悪いとき

運悪く、担任の先生との相性が悪かったり、理解が無い…ということもありますよね。

そのときは、管理職(教頭、主任、校長)に相談を。特別支援や学校での困り事は、基本的に管理職の担当なので、力になってくれるはず。

学校には、誰かしら味方になる先生を見つけたいです。

あと、特別支援コーディネーターという、支援に詳しい先生がいるはずなので、その先生とアポを取って、子どもの発達のことで相談が…という呈で学校での困り事を相談してみるのもいいかも。

学校への相談が難しいときは、
第3者的立ち位置のスクールカウンセラー(SC)や、スクールソーシャルワーカー(SCC)に相談して、間に入ってもらうのもアリです。

ただ、もうすでに利用していればすぐに連絡が取れるけど、そうでない場合は手続きや予約からになるので、話ができるのはかなり先になってしまいそう。

ここまで手を打ってみても、学校側の対応があまりにも悪ければ、教育委員会へ強めのご意見を。ここはパパの出番です。

このあたりの順番を間違えて、いきなり教育委員会に連絡しても、
結局学校から連絡→保護者と話し合うという流れになるだけです。

クレーム入れたみたいでお互いあまりいい印象にはならないので、
あまりにもひどい場合を除いては、
ひとまず学校内で話をする方が、関係性を作りやすいと思います。

ここらへんは、教育機関の組織図を上手く利用していきましょう✨️

いま、できること

学校の先生は、山ほどある業務で大変な中、子どもたちのために一生懸命やってくれています。

そのことを忘れずに、積極的に先生との良い関係を作っていくと、子どもも学校という場所が安心できる場所になるよ。

確かに今の教育機関の体制は古いままで問題もまたまだ多いけど、
昔に比べたらだいぶ柔軟になってきているし(この5年だけでも随分変わった!)

社会や組織が大きく変わるのは、まだ時間がかかるけど、

今私たちにできることは、現場に声をあげていくこと。
そして、子どものことを理解してくれる人を、ひとりでも多く見つけていくことだと思います。

長くなったー、ここまで読んでくれてありがとう!

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angie

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