【ヨガ】忘れていた感情が蘇る#シャバーサナ
シャバーサナとは
仰向けになって体を休ませるポーズです。
ヨガは、いつもこのシャバーサナで終わります。
ヨガのポーズ(アサナ)の目的は、この最後のシャバーサナで体と心をリラックスさせるため!だと言っても過言ではありません。
ここでは、シャバーサナで私が体験したことを綴りたいと思います。
アシュタンガヨガに出会う前は、ソウルの一般のヨガ教室で色々なヨガクラスを週に2、3回受けていました。
最初はリラックスヨガなど、体を緩めるヨガばかりやっていましたが、そのうちパワーヨガやビンヤサヨガなど強度の高いヨガをやるようになっていきました。汗をびっしょりかいて、最後にシャバーサナでリラックスすることが多くなりました。
そんなある日。
いつものように気持ちよく汗をかいて最後のシャバーサナで仰向けになり、体を休めていた時、突然、亡くなった母親が思い出され、急に心の底から悲しみでいっぱいになって涙が止まらなくなってしまいました。
母が亡くなって1、2年経った頃で、もうだいぶ落ち着いていたし、人にも母は亡くなったということを普通に話せるようになっていた時期でした。もう思い出しても泣くということはない頃でしたし、思い出す頻度も少なくなっていました。
自分ではもう大丈夫だと思っていたけれど、心の中にまだ悲しみがたくさん残っていたのかと驚いたのを覚えています。(シャバーサナの時間は電気が消されて暗く、声を出して泣いたわけではないので周りには全く気づかれませんでした。電気がついてからは汗を拭くように涙を拭いていました。)
母が亡くなった時は、二人の子供たちもまだ幼かったし、大学で教鞭を取っているので子供の前でも学生たちの前でも毅然としていなければなりませんでした。悲しくて泣くということを十分にできていなかったんだと思います。
ヨガで体がほぐれると、心も自然にほぐれるんだということを実感しました。
それ以来、シャバーサナの時間になると、急に亡き母を思い出しては泣くということを数回繰り返しました。
アシュタンガヨガは、強度の高い心の治療が可能だと言われています。
以前、9・11でご家族を亡くされた米国の有名人たちをアシュタンガヨガの創始者であるシュリ・K・パッタビ・ジョイス師が直接、アシュタンガヨガを指導したという話を聞いたことがあります。それほど、強力な治癒が可能なんですね。
体に筋肉をつけると、心にも筋肉がつくと、私もアシュタンガヨガを習い始めた頃、先輩に言われました。
みなさんは、どんな体験がありますか?
神経系までも治療するアシュタンガヨガの効果について、今後も綴っていきたいと思います。
ナマステ🙏
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