お姫様病を治療中です。
普段はよく「強い人」「姉御肌」「人づきあいがうまい」などと言われることが多いです。
そうかもしれません。
そう言う自分でありたいと願い、そうなるようにベクトルを向け歩いているのは事実です。
「笑顔で」「元気で」…その「プラス」のエネルギーが外で誰かに触れた時に、「元気になった」と言ってくださる方もいて、嬉しいときもあるから。
感染しますよね、そういうのって。
ただ、
世間的に「マイナス」に捉えられるステイタスを使い、甘えたくなる自分も鏡合わせに棲んでいて、そのマイナスを明るく笑い飛ばす自分を「健気」というフィルターを通してみてもらいたくなる時があります。
メンタルバランスが悪いときは、我慢せず、周りとも離れ、口数も減ります。私はこれを
「お姫様病」と名付けています。
不定期に発症します。
めんどくせーです。
出来ると分かっていても、あえて「出来ない」振りをしたり。「機嫌が悪い」とかアピールするようにしたり
ひとしきり気が済むまでやると、自然とまた良くなります。
小さい子供が、怪我もしていないのにやたらと絆創膏を貼ってーーと、母にねだるのと似てます。
昔勤めていた天下り会社で「俺はこんな病気になって手術したんだぜ。見ろよここ」とやたら手術痕を見せあうおじいちゃん達をみたとき、「あ、これって・・・」
「白馬に乗ったおじいさま(王子様)」病でしょう?
多分根幹は同じかと。男女関係ないのか。承認欲求なのかな。ある意味。
ひと昔前は「~シンドローム(症候群)」とよく名付けられていたものも似てると思うんです。
「ピーターパンシンドローム」や「からの巣症候群」、「ファントムバイブレーションシンドローム」とか。名付け方がエモいな。
ああ、「エモい」は最近の言葉だから、昔はなんだろう。「おセンチ」?「アンニュイ」?思い出すと眉毛が太くなりそう(笑)
時は巡ってここ最近、「なんか具合が悪い…」と病院に行けば、必ずとは言わないものの、先生は何かしらの「病名」というステイタスを与えてくださる。アルファベット4文字でいうのが最近の流行りですかね。
名付けられることで安心するというか逃げ道が増えるというか。
私が現在所持している公的マイナスステイタスは「未亡人(寡婦)」→「うつ病」からの「失業者(いや、これは最近プラスになりつつあるけど)」。
まあ、原因は色々あったのですが、「おかしい」と分かっていながら、そんな自分を受け入れられずに「そんなはずない」「そうであってはならない」と思い込ませることに必死でしたね。そうやって偽り続けた結果、
気が付いたら、毎晩手に包丁を持って、首に突き付けて寝ていました。
傷はもう治りません。
泣いているのに笑いが止まらなくなっていました。
「精神科」とかかれた玄関のドアを開ける前に、周りに人がいないかをを確かめて、逃げるように駆け込む日々。
なりたくない自分になってしまった事が恥ずかしく、私は(ああはなりたくない)と見られているのかと思う反面、病名を名付けられたことでホッとした自分もいました。
1年半前、まともに夕飯の買い出しに行った時の、スーパーのビニール袋一杯分相応の薬を、口から溢れそうなぐらい服用して、そのステイタスに守られながら、何もかも(生理現象も)放棄することで、心身をリセットすることから始まった治療。
親に知られたくなくて、10か月ほど理由をつけながら会わずに隠していましたが、言い訳も尽き、痩せこけて風貌も変わってしまった私を見た瞬間「そうか…よくやったね、もういいから」と泣いた母がいました。
巡り合ったカウンセラーがとてもいい先生だったおかげで、1年半かかりましたが、今は
1人で決め、計画を立て、服を選び、電車を調べながら出歩き、初めての人と話すことも出来て、
先日はnote酒場まで足を運ぶ事もできた。
↑↑この出来事、私にとっては凄いターニングポイントだったのです。
これで私はまた一歩進むことが出来た。noteのおかげで。
見てくれる人のおかげで。
今は「減薬」と闘っています。いかに自分の身体を薬で成り立たせていたのかが分かる。離脱症状が辛いです。なので今ちょっとお姫様病です。
だからここで我慢せず、言いはなってしまいましたよ。
はーーー機嫌悪いわー(笑)
誰かイイ子イイ子してください(キモイ)
よし、ひとしきり言った。あとは良くなるのを待つことにします。
(お姫様病を治療中です。-Fin-)
読んでいただきありがとうございました。これをご縁に、あなたのところへも逢いに行きたいです。導かれるように。