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道をひらくvol.3 -志をたてよう-

松下幸之助さんの『道をひらく』を読んで、その時感じたことを残している。名経営者の心のあり方を学び、すぐにでも、自分の行動に結びつけていくのが目的。

今日は、志について。

志に触れる前に、僕自身の事を軽く触れておきたい。

僕の両親は飲食店を経営しており、毎日お店には、常連さんが出入りし、優しく話しかけてくれた。

色んな大人に可愛がってもらえた。そこそこ愛想良くしておけば、大人は相手してくるし、存在を認めてくれた。それなりに幸せな子供時代だったと思う。

そんなこともあり、なんとかなる精神が染み付いた。

社会人になって、やりたいこと、成し遂げたいことは全くなかった。ただ、平和にのほほんと暮らす日々。
平日は我慢して仕事をこなし、土日の遊びに全力を尽くす。それで、充分幸せで、満足していた。

社会人3年目に、大阪本社から、東京支社への転勤辞令が出された。今思うと、これが転機だった。
それから東京に16年住んでいるが、数多くの仕事と、人と触れ合い、働き方や生き方を考える事ができた。

悩みに悩んだ苦しい20代だった。会社に行きたくない鬱状態になり、家まで上司が迎えに来た事もあった。
何の為に自分の時間を使っているのか。
何故自分は、こんなにも仕事が出来ないのか。
どんなに働いても給料が上がらない。
全て、人や環境のせいにしていた。

30代になり、自分の仕事が、人の役に立っている、喜んでくれる事を実感できてきた。
そこから、少しずつ学ぶことの必要性と楽しみが出てきた。多種多様な学ぶコミュニティに入り、一緒に学ぶ人たちから、良い刺激をもらえた。みんな思いを叶えている。

もしかすると、自分が信じた想いで、世界は変わってくるのではないかと感じるようになった。20代の自分からすると大きく成長したもんだ。

松下幸之助さんがいう「志(こころざし)」が、僕には必要だ。

志を立てよう。本気になって、真剣に志を立てよう。
命をかけるほどの思いで志を立てよう。志を立てれば、事はもはや半ばは達せられたといってよい。

志あるところ、老いも若きも道は必ずひらけるのである。今まで、挫折したこともあったであろう。
しかし、道がひらけぬというのは、その志になお弱きものがあったからではないだろうか。

何か事をなしたいというその思いに、いま一つ欠けることがあったからではなかろうか。
志を立てよう。自分のためにも、他人のためにも、そしておたがいの国、日本のためにも。(松下幸之助)

ここ1年かけて、自分の得意領域、強み、価値観について整理し、社会に対してどう貢献できるかが、おぼろげにも見えてきた。
ここまで来るのに18年かかっている。長い長い修行のような日々。
大きくジャンプするためには、助走としゃがむことが必要。
準備は出来た。志を強くもって、どんなことがあろうとも貫き通す覚悟を持ち、日々取り組んでいきたい。

ここまで、読んでくださった方、ありがとうございます。まだまだ道半ばの人生、これからいくらでも変えていけることを証明してみせます。応援よろしくお願いします。

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