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シミ抜きレーザーに突撃してみた話【その1】

11月某日。
とある事情により少しの間仕事をお休みすることになりまして。

そこで、出来た時間を使って通院やら、
子供の用事やら、荒れ果てた家の大掃除&模様替えだとか、
尻に爆弾を抱えながらも、(今回はそこは割愛しますが)なんやかんや色々慌ただしくしていたわけです。

が、気になっていた検査は、混んでいて一ヶ月待ち。
家の片付けなどはあるものの、思いがけずぽっかりと時間が出来た。

……そんなある日、風呂場の鏡を見て愕然。

生まれてこの方ずっと顔にあって
気になってはいたが諦めて共存していた、頬と眉上の大きなシミ。

消せるものなら消したい。
でもこいつらは生まれた時から一緒だった。
今は化粧品も進化してほぼ見えないようにすることもできる。

……が。

周り。
ねえ、その周りのシミたち。

え、ちょっと待って、酷い…え、酷くない…?
ねえ、こんなに酷かった…??
え?嘘でしょ??

元々経年と共に肝斑も出てきてはいたが、
目が死ぬほど悪いこと、毎日子供とバタバタ入浴していて、
自分の顔を至近距離でまじまじ見直す機会ってそういえばもう何年もなかったので気が付かなかった。

事態はとても深刻な域に達していた。
ババアだ。

どこからどうみても妖怪すっぴんシミババアだ。

これはいかん。
いくら化粧で誤魔化せるとはいえ。
クッションファンデという最強の助っ人を手に入れたとはいえ。

これは放置できない。

幸いにも今、偶然時間はある。
調べたところ、レーザーは数回当てる必要があり、
しかも都度3週間ほど間を開ける必要があるというのだ。

『これは急がねば』

私は以前少しだけ調べてあった、近所でわりと評判の良さげな美容皮膚科の門を叩くことにした。
問診後すぐに施術希望ということも事前に伝えた。

いざ、診察と施術へ


両頬12000円コース
それ以外のところに当てる場合は、スポットで一ヶ所1000円というものだった。
(レーザーは美容扱いなので、基本全て自費診療)

院内は小洒落ていて綺麗で、とても落ち着いた雰囲気。
だが普通の皮膚科もやっているのでキッズスペースなどもあり、所謂『美容意識高い系しか入れない』ようなお高い系の病院ではなかったのでちょっと安心した。

しかも問診はとてもにこやかで柔らかい雰囲気のおばちゃん先生と、綺麗で優しい助手のお姉さんだった。

これで心のハードルがグッと下がる。

生まれた頃からずっとある目立つシミと、
その周りにできてしまったババアシミを消したいと相談。


先生「両頬、肝斑が見受けられるのでそこは避けたほうがいいですね」
私 「やっぱりそうですか……せめてこことここの、明らかに目立つシミだけでも消せると嬉しいのですが」
助手「大丈夫、こことここは打てると思います!あとこの辺も!」
(ここで自分では気付いていなかったデカめのシミを更に発見される)

先生「眉上、眉横のシミは頬以外のスポット扱いですが、今回はサービスで当てちゃいましょうね😊」
先生「肝斑は飲み薬か塗り薬を併用もできますが、どうしましょう?」

などと色々しっかり話してくれたので、安心して施術に挑むことができた。(同意書もここで記入)

同意書を書き終えると、いよいよドキドキの施術タイムである。

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ちなみに、一度レーザーを当てると

①一週間くらいはシミが一時的にとても濃くなること、
②UVに大変気を使わないと、色素沈着を起こす危険性があること、
③肝斑に当ててしまうと、濃さが悪化してしまうこと、

(※肝斑に効くレーザーも最近は存在します)

などの注意点がある。

そのため、大事な用事がない期間や
紫外線の弱い時期がより望ましいとされていたり。

肝斑に当てると逆に濃くなってしまうというのは知っていたのでそこが若干気がかりではあったものの、問診でしっかり話し合えたことやしまう担当のお姉さんが頼もしかったこともあり、私は全てお任せすることに。
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施術室は、ベッドとドレッサーがある、
小さいながらもリラックスできる雰囲気の部屋だった。

美容エステなんかもやっているようなので、確かにそんな雰囲気だ。
特に着替えとかは無し。
予め眉毛以外はメイク落としてきていたので、すんなり始めることができた。

手鏡を見ながら簡単な説明を受けベッドに横になると、
顔にジェルなどを塗り塗り。

目にはゴーグル。一応「目は開けない方がいいですか?」と聞くと、「あ、そうですね!施術中は閉じていてください」とのこと。

こわい。
絶対開けない。

目は大事。



そして、いざレーザー照射開始…!!


よく、レーザーの痛みはゴムを弾く程度と言われる。

15年ほど前に脇の脱毛レーザーは体験済みの私。
あのくらいの痛みなら、少し痛かったがなんとか耐えられるかな…
ちょっとビクッとはするかも…でも顔はもっと痛かったりするのだろうか…?

などと少し緊張している間にも担当のお姉さんの準備はサクサクと進み、

「それでは下の方から始めていきますね~、まずは肝斑には影響しない、奥まで届く光を当てます。頬骨辺りの濃いところは、少し痛みがあるかもしれないので、痛かったら言ってくださいね!😊」

めっちゃドキドキする。
が、お姉さんは容赦も躊躇もない。

『パチッ…パチッ…』
あれよあれよと顎下から目元へ、少しずつ近づいてくるレーザー。目を閉じていても、赤い閃光が瞼の裏に映る。

顎~頬
まだ全然痛くない。

「おっ?!これは思ったより大丈夫なやつか?」

『パチッ…パチッ…』
頬骨辺りにくると、お姉さんのいう通り、
確かに少し弾けるような感触が。


ただ、個人的には『ゴムを弾く』とはちょっとイメージが違って、
『線香花火が弾けて当たった感じ』というのが近かった。



イテッというより、アチッという感じ。

そして頬骨よりも、目の下、よくくまが出来る辺りが一番痛かった…!
(まあとはいえ思っていたより大したことはなく、MAXでちょっと(アチッ(ピクッ))となった程度)


両頬2ターン繰り返して、次はいよいよピンポイントレーザー。
(最初のレーザーは地ならし的な感じ?なのだろうか)

ここからはお姉さんの腕と勘次第?で、
取れそうなシミにポイント照射していく。


10ショットと聞いていたが、明らかにそれより多く、
思ってたよりもたくさん当ててもらえた気がする。
痛みはこちらも『パチッ』という感じで、最初よりも痛みは低かった気がした。ピンポイントで範囲が小さいから?もしくは浅いから?

幸いにも、シミへの反応もかなり良かったとのこと。



術後、10分ほど冷たいタオルと保冷剤で顔をぐるぐる巻きにされて休憩。

外したあと「こことかここはよく反応してました~!ほら、もう黒くなってるのわかりますか?」と鏡を見せてもらう。

確かに、施術前よりも少し濃くなっている。

施した直後から反応は始まり、数時間後にはかなり黒くなる。ピークは2~3日後。
すると反応して黒くなった部分が瘡蓋になり、ポロポロと落ちてきて新しい綺麗な皮膚が出てくる、という仕組み。

ただし、それまでにしっかり保湿とUVケアしなかったり、刺激を与えてしまったり、瘡蓋を無理に剥がしてしまったりすると、色素沈着などが起こってしまうので気をつけて!と再度注意をいただく。

2~3日は引きこもらないと…!!



そのあとは、部屋にあるドレッサーで化粧などして帰れる仕組み。
術後すぐにメイクできるのは助かる。
まだ反応もそこまで強くないので、メイクしてしまえばシミや術後の赤みは全くわからない。


肝斑の薬は、最初保険もきく飲み薬を勧められたのだが、トランシーノ系は血栓リスクが多少あるのを知っていた。
自分の血がちょっとドロドロめなこともあり、そのことを話すと「じゃあ塗り薬にしときましょう!より負担のない方に合わせていきましょうね☺️」「塗り薬は、瘡蓋が剥がれた後のほうが良いので、次回購入にしましょうか」ということで、今回はビタミンCのみ処方していただく。


帰り1時間くらいは、少しヒリヒリするかな~と感じたが、涼しい時期、しかも夜だったので、自転車漕いでいたら冷えたし紫外線も気にせずに済んだのは幸いだった。


そして帰宅2~3時間後には「そういえば平気になってる気がする」となり、代わりに鏡を見ると「!!シミめっっちゃ黒くなってるwww反応した場所わっかりやす!!ww」となった(笑)

ちなみに、病院に着いてから施術、肝斑の薬を受け取って帰るまで、ちょうど一時間だった。


あとは経過がどうなるのか見物である。
順調にいけば、この黒くなったところが数日後、全部剥がれるのかと思うと、胸が熱くなる。

果たして30ウン年もののシミとおさらば出来るのか…?!

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