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一体どうする?!不登校のお昼ご飯問題!

たかがお昼ご飯、されどお昼ご飯なんです

こんにちは!脱・不登校コーチのようちゃんです!

今回は「一体どうする?!不登校昼ご飯問題!」というテーマです。
「不登校の子どものお昼ご飯について、どう考えたらいいのかを知りたい」と思っているあなたは、ぜひ最後までご覧ください。

あなたは仕事をしていてただでさえ忙しいのに、不登校の子どものために毎日お弁当や昼ご飯を準備していて、時間的にも精神的にもキツイと感じて疲れが溜まっていますよね?

仕事をしていないとしても、毎日のことですから、そこに割く時間も労力もかなりかかり、「一体いつまでこれが続くんだろう」と終わらないトンネルを想像してしまうと思います。

作る作らないも大事なことですが、それ以上に大事な考え方があるんです。

それを知らないまま、疑問や我慢を積み重ねがら子どものお昼ご飯を準備し続けていては、親のあなた自身の心が安定しませんよ。親の心が安定しないということは、それを見ている子どもの心も安定しづらいという流れになってしまうんです。

だからこそ、今回紹介する考え方を取り入れ、自分自身が苦しまない状況を作り出すことが大切です。

本題


それでは本題に入ります。

不登校の子どものお昼ご飯問題についての大切な思考、

それは

「あなたが作りたいと思うかどうかを第一に考える」ことです。

あなたが「全然ムリなく準備できる」「料理好きだから別になんてことない」といった思いなのであれば、そのまま子どものために作り続けてあげても全く問題ないと思います。

あなたが苦しくない、消耗していない、嫌々でなく自分で決めているといった状況が望ましいからです。

逆に、まったく作りたいと思えない、作れるほどの時間や労力がなくて厳しいと思うのであれば、作り続けるのは危険かもしれません。

なぜなら、そう思っているのに無理して「子どものためだからしかたない」とお昼ご飯を準備し続けていたら、あなたはどんどん消耗してしまうからです。

親のあなたのストレスが貯まったり、エネルギーが枯渇していってしまいます。そうやってすり減らしてしまうと、

「こんなに作っているのに子どもは感謝すらしないし、不登校が解決する予兆もまったくないじゃない。いつまで続くの?!」

とあなたが他責思考に陥ってしまったり、「自分のせいで親はどんどん元気をなくしている」

とお子さんが罪悪感を増幅させてしまったりすることもあるかもしれません。

「でも作らないとなると、栄養バランスも気になるし、育児放棄というかネグレクトというか、よくない気がするんだけど。」と思った人もいるかもしれません。

もちろん、作るか作らないかの二元論で考える必要はありません。100ゼロで考えなくて大丈夫です。

自分の感情に耳を澄ましてみてください。

「毎日はキツイよね?」

「三日に一回くらいは作るのを休むのがちょうどいいかも」「いやいや、毎日でも大丈夫」

といったように、自分の中でしっかり線引きをすることが大切なんです。

自分に嘘をつかず、自分を否定せず、消耗させることなく行動できる選択肢をあなたは選ぶことができるし、それが日々の不満やストレスを軽減することに繋がっていきます。

親のあなたが自分の気持ちに正直になり、自分に選択肢を与えられるようになると、お子さんにもプラスに働きます。これにも根拠があります。

「子どもが昼ご飯を作ってほしいと思っているかどうかわからない」

と疑問をもっているにも関わらず、子ども本人に聞かない、聞けないという人は結構多いです。

もしそれを確認せずに、あなたが一人でモヤモヤしながらお昼ご飯を準備し続けてしまうと、よくないですよね。親子共に何となく気を使っている状況が想像できるはずです。

なので、子ども本人にどう思っているかを聞いちゃいましょう。

ある程度コミュニケーションがとれる状態であれば、意外と子どもは自分の思っていることを話してくれるはずです。

「別に毎日じゃなくてもいいよ」

「自分でチンして食べるから、残り物でも大丈夫」

「カップラーメンとかでも全然OK」など、親が思っている以上にあっさり答えてくれるかもしれません。

同時に、「毎日お弁当だと、ママも正直キツイから、三日に一回は残り物とかでもいい?」

「仕事で忙しかったり疲れがある時もあるから、何曜日は自分で準備してもらっていい?」

と親のあなたも正直なところを子どもにしっかり伝えましょう。

そうやってお互いの選択をすり合わせて、合意形成することができればWinWinです。

お昼ご飯について、親のあなたが行動を選択することや、子どもが「自分で選択する」

ということがとても重要です。親から押しつけられるよりも、話し合った上で自分で決めたことは継続しやすいです。そして、子ども自身が「お昼ご飯を自分で準備する」という責任をある程度自分で果たしていくトレーニングにもなるんです。

「やっぱり、栄養バランスとか食べる量とかが少ないんじゃないかとか、気になってしまう」

という人もいるかもしれません。親ですから、その気持ちは理解できます。

しかし、子どもにとっては1日2食で必要十分な場合もあるし、仮に栄養が不十分だったとしてもその責任を人生でとっていくのは子ども本人なんです。子どもに無理やり食べさせることは困難だし、子どもにとってもよくないですよね?

子どもがまだ小さかった頃を思い出してみてください。

嫌がるものを無理やり食べさせていましたか?きっとそうではなかったはずです。

お子さんが小学校高学年以上なのであれば、自分で自分の食べるものや量を決めていける段階ではないでしょうか。小学校中学年以下だったとしても、「自分で決める」という選択を子どもが経験していけるといいですよね。

ちなみに、今回伝えている内容って、お昼ご飯のこと以外でも共通する内容だと思っています。

洗濯や掃除にも共通するし、ゲームやYouTube、さらに言うならば学校に行くか行かないかにまで共通する内容ではないでしょうか。

親が子どもの洗濯物を毎日回収して洗ってたたんで子ども部屋に戻している。

親が子ども部屋のゴミ箱のごみを回収して、掃除機までかけている。

親が勝手にゲームやYouTubeのルールを決めている。

親が学校に行ってほしいという願いを無意識に押しつけている。

大切なことなのは「あなたがどうしたいと思うか」です。自分に嘘をついて自分を否定して感情に蓋をすることは、心にも体にもよくないという話はしました。

それだけでなく、

「子どもがどう思っているか」も尊重することです。子ども自身が自分の意思決定をする経験を親が奪わないようにしましょう。何でもかんでも「子どものため」と妄信して突き進んでしまうと子どもの思考は停止してしまい、受け身の人間になってしまうんです。

「子どもが何も考えないし、何も行動しないんです」という親御さんがたまにいますが、それはもしかすると、親が失敗させない育て方をしてきた影響もあるかもしれません。

子どもを一人の人間として尊重し、思っていることを話し合ったり相談したりする中で、ご飯でも掃除でも洗濯でもゲームでも学校をどうするかについても、合意形成していきましょう。

そうやって親子が選択を尊重し合うことで、それぞれがストレスなく、感情に蓋をすることなく毎日を過ごすことができるはずです。

そして家庭が気を使いあう環境ではなくなり、さらに安心できる場所になっていきます。やがて子どもは自分のことは自分で前向きに考えられるようになり、溜まった心のエネルギーを外に向けられるようになっていくことでしょう。


大切なことなので繰り返します。

不登校の子どものお昼ご飯をどうするかについて大切なのは

「親のあなたがどうしたいと思うか」を第一に考えるようにしましょう。

自分にとってムリなく、ストレスが貯まることのない状況が望ましいです。

同時に、子どもがどう思っているのかについても聞いてみましょう。

そうやって親子で話し合って同意形成することができれば、親のあなたも苦しくないし、子どもの自分で決めて自分で行動するという経験が蓄積されることになります。

親子ともにストレスが減り、前向きに生活することが少しずつできるようになっていくはずです。


メッセージ


『育児は育自』という言葉があります。

「子育ては自分を育てることでもある」という教えです。

子どもと同じように、ママだって失敗することがありますよね。時には子どもから教えられることも。子どもと一緒に、日々成長していることを実感しているママも多いのではないでしょうか。

わたしもまだ小さい子どもの純粋さから、自分が気づかないうちに忘れてしまっていた大切なことを思い出すことが多々あります。


子どもの不登校という現状は、捉え方次第では親が成長する貴重なタイミングなのかもしれません。それくらい開き直ることも重要な考え方ではないでしょうか。

また「ママが幸せなら、それだけで子どもは幸せ」という言葉もあります。

結局、ママが笑っている姿を見るのが、子どもにとって一番の安心につながるんだと思います。

不登校の子ども本人が、「自分のせいでママの笑顔が消えている」と罪悪感を感じてしまう状況を何とかしたいですよね。そのためにも、親のあなたが苦しまない方法を選択していきましょう。

「子どもの不登校という現状を、どうしても受け入れられない」

と思ってしまう親御さんがとても多いです。

それは同時に、あなたがあなたの人生を後回し・犠牲にしてしまっていることにもなります。

子どもの人生まで背負うのは、もうやめましょう。

あなたが自分の人生を前向きに生きることができれば、その姿を一番近くで見ている子どもの心にも光が灯ります。罪悪感を感じることなく、自分の人生について前向きに考えるきっかけになるんです。


「自分がどうしたいと思うか」を心のど真ん中に置いて、毎日を過ごしていきましょう!それが、子ども自身が自分の人生の責任をとることにもつながっていくんです。


今回も最後まで見てくれてありがとうございました。

そしてこの記事が少しでもためになったと思ってくれた方は

「スキ」をしてもらえたら励みになります。

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!

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