韓国旅行で思う物価のこと
ソウルに2泊3日してきました。
大学時代の韓国人の友人に会うためです。
20年前に友人が結婚した時もソウルに行ったことがあって、
今はその時から比べると非常に状況(特に物の値段)が変わっており、
思うところがあるので記録しておきます。
反日でも、反韓でもないので、フラットに聞いてくださいね。
(いつ誰の目に触れるのかわからないので、念のためにそう書いておきます。)
今回旅行に来て、ソウルの物価が非常に高くびっくりすることが多かった。
10ウォン= 1円と言うのは20年前からほとんど変わっていない。
なので、これは為替の影響ではないと思う。
日本円にすると、かき氷が1800円だったり、スタバのタンブラーが4800円だったりした。
とても買える金額ではない。
コンビニも大体日本より1割位高い気がした。
旦那がカミソリで怪我をしたんだが、軟膏付きの絆創膏をコンビニで買ったところ、6枚入りで700円もした。
おちおち怪我もしていられない。
ホテルでは水が1200円プリングルスが770円、朝食が6000円だ。いくらホテルとはいえ、えげつない価額設定。
1日目、子どもがプリングルスを開けてしまい、
後からこの値段に気付いた。
翌日からはコンビニで買ったよね(笑)
アジアは安いイメージがあったけれど、朝食を外に食べに行くとお粥が1杯1200円位した。
日本でなか卯で親子丼を食べたほうがよっぽど安い。
(お粥は、めちゃめちゃおいしかったけどね。)
物価に衝撃を受けてずっと考えていた。
しかもこれは為替のせいではない。為替は20年前から同じだ。
ドル円のように円安が進んだから、こうなったというわけではない。
日本のデフレが長すぎたんだと思う。
つまり、30年間デフレで日本の物価が変わらなかった間に、韓国を含む世界では、インフレが進んでいて、どんどん物の価格が上がっていたのだ。
最近は日本でもようやくインフレが始まっている。
インフレが始まって、まだお給料が上がらないから買えるものが少なくなり、大変な状況になっている。
連日、モノの値段が高くなり、年金生活のお年寄りが困っていますとか、
生活を切り詰めないととか報道されている。
とはいえ、インフレは悪だとずっと批判し続ける事は、日本が世界から取り残されることになる。
インフレで価格が高くなり、その恩恵で賃金も高くなり、そうやって、物の数字が膨らんでいくといくことを許容していかなければ、世界からどんどん取り残されると思う。
世界は成長する、だから緩やかなインフレはよいっていうのが資本主義の前提なのだし。
(この辺り、インフレは嫌だと思っている旦那は、インフレ仕方ない派の私の話は納得がいかないようです。)
ソウルでは、ほとんどがキャッシュレスで(鯉に上げる餌もキャッシュレスで買えた)、
友人の車と携帯電話が連動していたり、非常にハイテクノロジーな国だった。
けれど、コンビニのものを見ると、やはり日本のものの方が、細部にまで気を配られていて、品質が良いと言わざるを得ない。
ところが値段はソウルの方が値段が高いのだ。
日用品は、国際比較して値段が決まっているわけではなく、
国内の物価水準に合わせて値段がつくので、このようなことが起こっているんだね。
日本人がハワイ旅行に行く際に、サトウのご飯を持って行くというのをインスタで見て本当!?と思っていたけれど、きっとあり得ることなんだろうな。
20年で大発展した韓国と、
日本人が世界に出稼ぎに出て、
外国人旅行者が品質がよく激安の日本でウハウハする状況とを思い起こし、
いろいろなことを考えさせられる旅行でした。
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