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地方と関わって知った、地方企業の「やりたいこと」を実現できる人材について

こんにちは合同会社YOBOSHIの襟川です。

私は日々「よぼし」のメンバーとして、地方企業と関わった結果、様々な課題があることを実感しました。

私は元々都内ベンチャー企業で一般社員として勤務していました。ベンチャー企業は役職関係なく社員同士の距離が近いため、一般社員が経営層やエンジニア、デザイナーなどの方と話す機会は珍しくありません。

そんなベンチャー企業の一社員だった私が考える「地方企業に必要な人材」はPdMと言われている人たちなのではないかと思います。(PdMについては後述します。ぜひ最後まで読んでみてください。)

「なぜ、地方企業にPdMが必要なのか?」について、力不足ながら地方企業の事業成長に日々尽力している私の考えをお伝えしていきたいと思います。

地方企業には「やりたいこと」が満ち溢れているが、実現できていない。その実態について



私の経験上地方企業には「やりたいこと」や「想い」を持った人たちがたくさんいます。しかし、実現できていない現状があります。そこには表面上では汲み取れない、以下のような課題が潜んでいると考えます。

  • やりたいことを具体的に言語化できていない。

  • やりたいことを実現するための手段がわからない。

こういった課題がある結果、「何をどうすれば良いのかわからない」といった状況に陥ってしまいます。

こうした課題は地方企業に限ったことではなく、私含め一個人にも共通しているのではないでしょうか?私自身もやりたいことは漠然としていて、何をすればやりたいことが実現できるのか、その手段は日々模索中です。

しかし、地方企業も私のような人たちも「やりたいこと」や「想い」があるなら具体的に言語化し、実現していく必要があると考えます。

DX化やシステム化という言葉に踊らされていないか?



地方企業が「やりたいこと」を実現するための「手段がわからない」現状があるとお伝えしてきました。手段はいくらでもある中、「DX化」や「システム化」といった手段に囚われてしまう企業は少なくありません。

「DX化」や「システム化」といった言葉は自社の課題を全て解決してやりたいことを実現できるような気がしてくる言葉だと思います。しかし、それは結局手段の一つでしかありません。
「やりたいこと」を実現するためには、本質的な課題を解決する必要があると考えます。

必要なのは「あるべき姿」と「現状」と「そのギャップ」



ここまで、「やりたいこと」「手段」「本質的な課題」についてお話ししてきました。この章で一番お伝えしたいのは「手段は最後に考える」ということです。詳しくお伝えしていきます。


「やりたいこと」があるということは、自社の「あるべき姿」があると考えます。「あるべき姿」と「現状」を整理することで、「本質的な課題」が見えてきます。

「あるべき姿」と「現状」のギャップが「本質的な課題」です。まずは、「本質的な課題」を抽出し、潰していけば、「やりたいこと」は実現できます。やるべきことは課題を潰していけばいいだけだと実感しました。

経営層が現場の「改善」を行なったとして、現場にとって「改悪」の可能性もある



経営層と現場サイドでは視点も考え方も違います。経営層が現場サイドのためを思って行った「改善」が、実は現場サイドにとって「改悪」になるケースも多々あります。その結果、経営層と現場サイドがお互いに損をするケースも目にしてきました。


しかし、それは経営層だけの問題ではありません。実際に対応をする現場サイドも意見を上げていく必要があると考えます。

経営層は現場と密にコミュニケーションが取れないため、現場サイドの情報理解が薄くなってしまいます。それを補うためには、現場サイドが意見を言っていく必要があります。しかし、現状経営層に意見を言う社員は多くはありません。(私自身意見は言えない方でした。)

その結果、地方企業にとって自分が最も大切だと思う「人間関係」にヒビが入ってしまい、事業成長していく上での障壁になってしまうのではないかと考えます。

結局地方企業は人間関係が最重要


経営層と現場サイドの関係性が悪化することは、最悪な状況だと考えます。
私が地方企業と関わった結果、地方というコミュニティは都内に比べ狭く、顔見知りの人と会い、話す機会を多々目にしてきました。


つまり、経営層と現場サイドの関係性が悪化するということは、双方の考えを共有できていない状況だと考えます。そんな状況でプライベートで顔を合わせる機会が多い地方では、お互いに意識してしまい、意見が言えなくなってくるのではないでしょうか?その結果、事業成長していく上での大きな障壁となると考えます。

地方企業に必要なのはPdM


ここまで地方企業の課題についてお話ししてきました。この章では、冒頭でお話ししていた「PdM」がなぜ地方企業に必要なのかお伝えしていきたいと思います。

ここまでの整理として、地方企業には「やりたいこと」はあるが、「現状」の把握ができていない。結果、「本質的な課題」が抽出できていない。ということについてお話ししてきました。

結論そういった課題を解決できるのがPdMだと考えます。
PdM「なぜやる(Why)」「なにをやる(What)」「どうやる(How)」を整理し、責任を持って実行できる人だと考えます。

昨今、地方複業がトレンドとなりつつあり、「地方企業にはITやマーケティングといった知識を持った人材が足りない。」だから成長しづらいと言われています。しかし、そうではないと考えます。

ITやマーケティングの知識がある人材が足りないなら、こういった知識を持つ複業人材を募集すれば解決できます。そして、マーケティング知識のあるコンサルタントやシステムベンダーに頼ることもできます。それでも「やりたいこと」を実現できていない地方企業をみてきました。

コンサルタントやシステムベンダーは地方企業に足りない知識を持ち合わせています。しかし、その知識を持っていない地方企業とのコミュニケーションに課題はないのでしょうか?

会社として中長期的に成長できる状態を提案していくPdMが必要だと考えます。

地方企業のPdMとして伴走し自走できる状態を作る「よぼし」



ここまで、地方企業の課題や解決策についてお話ししてきましたが、私はPdMと名乗れるほどの人間ではありません。地方企業の想いを実現するために、地方企業と一緒に試行錯誤し、PdMになろうと奔走している最中です。
ただ、地方企業の課題と私含め一個人の課題は共通しているのではないかと考えます。だからこそ、私の悩みを解決したPdMが地方企業には必要だと考えます。


「よぼし」は地方企業のPdMとして提案から実行まで行うスローコーディネーター集団です。
もし共感いただけた企業様は、弊社WEBサイトをご覧ください。
https://yoboshi.co.jp/


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