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文化庁「100年フード」認定!

「よびしの食」
(寄り合いの時のおもてなし料理)が
3月3日文化庁【食文化あふれる国・日本『100年フード』】認定いただきました!


滋賀県は1件のみ、全国から応募212件中、131件の認定でした。

「世代を超えて受け継がれ、長く地域で愛されてきたもの、地域の関係者や
地方自治体が100年続く食文化として継承することを宣言する」ものです。


【よびしの食】


「よびし」とは、冠婚葬祭などに、親戚や近所の人を招き(よび)おもてなしをする寄り合いのことで、多賀町近隣地区の方言です。町の中心にある多賀大社の古例大祭は鎌倉時代より続き、どんな食を準備したか江戸の文書にも記録されています。また、各集落に神社、寺院があり年中行事が受け継がれています。その際にふるまわれる「よびしの食(寄り合い時のおもてなし料理)」には、「うどんぬた・イタドリ煮・ゼンマイの白和え・くるみごんぼ・ぼんがら餅」などが各集落に伝わっています。「正月よび」「おんなよび」など行事や人によって呼び名も少しずつ異なります。食の準備をする人やレシピは、各集落で少しずつ異なり、リーダーの味が継承されて独自の文化が形成されています。また、食品や調理にまつわる動作、道具の名称も、多賀町を流れる2本の川、3つの谷筋で少し異なる方言があるのも特徴です。

タイトなスケジュールで
100年宣言できる食調査記録を確認して、12月17日締切ギリギリ
滑り込み応募しました。文化財センターの協力無しでは間に合いませんでした。

「たがの たべるを つなぐ」を
コンセプトに、地元の人にとって当り前のことが「宝」と意識が変えられるような企画を常々考えております。
「多賀は田舎で何にも無い」から、
「自分たちが楽しむ」
「ウェルビーイング」向上が実感できる地域を目指し、これからの100年継承を目指し活動したいと考えております。 

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