これさえされば何もいらない?最強E-バイク スペシャライズド クレオ2
どうも、さかかけです。
10月ですね、北海道はそろそろ紅葉の時期です。
さて、スペシャライズドから史上最もオールマイティなE-バイク「クレオ 2」がデビューしました。
今回はクレオがグラベル・ロード・MTB・E-バイクとしていかに高性能なのか、どのグレードがおすすめか、どんな人におすすめかまとめたいと思います。
・オールマイティすぎる一台
先代クレオはロードバイクとグラベルバイクの二つが用意されていました。フレームは二台とも共通のものですが、タイヤとハンドルとシートポストがロード向きかグラベル向きかの差別化が図られていました。
今回は完全にグラベルバイクとして生まれ変わりました。47cタイヤに、グラベル用フレアドロップハンドルとドロッパーシートポストが標準装備されています。とはいえ、この自転車はグラベルバイクとしてはもちろん、ロードにもMTBにも化けるオールマイティな一台になっています。
・グラベルバイクとしての性能
まず、クレオのグラベルバイクとしての性能に注目します。
そもそも日本におけるグラベルバイクとしての性能の指標とはなんでしょう?日本のほとんどの道は舗装されていて、あまり活躍するシーンは少ないと感じるかもしれません。また、山道や未舗装路のトレイル向けのMTB文化もしっかり根付いているので、一見日本においてグラベルバイクは流行しないように思えるかもしれません。
ところが、今グラベルバイクは一定数の人気を勝ち得ています。グラベルバイクはロードバイクでも砂利道を走れるよう改造した仕様です。ロードバイクの軽快さをそのまま残し、少し太めのタイヤと丈夫なフレームを備えたグラベルバイクは、バイクパッキングにもってこいの自転車です。フレームバックやキャリアをつければ、自転車とキャンプを同時に楽しめるのです。
そして、クレオもフェンダー、キャリア、バッグを積載すること前提で作られているので、ツーリングバイクとして高い性能を持っています。キャンプ場は山奥にあることも多いので、アシストを使えば楽にキャンプ場まで辿り着くことができます。もちろん、47cの超幅広タイヤのおかげで荒れた道も快適に走れます。
クレオはグラベルバイクとして高い性能を備えています!
・ロードバイクとしての性能
続いて、ロードバイクとしての性能に注目します。
メーカー推奨の最小タイヤサイズは38cです。47cのブロックタイヤから38cのロード用タイヤに交換すると、より抵抗が少なくロードバイクらしいスムーズな走行を楽しめるでしょう。
ギアはフロントシングルの44T、リアはS-WORKSモデルが10-50T、それ以外のグレードは11-50Tとなっています。超勾配のヒルクライムから平坦の高速ライドまでロードバイクとしての楽しみを存分に味わえる一台になっています。
また、S-WORKSモデルには roval terra clx Ⅱが装着されています。このホイールはグラベルホイールでありながら、重量がたったの1250gとなっています。万が一バッテリーが切れてアシストなしになっても軽快な走りを続けることができそうです。
クレオはロードバイクとしても高い性能を持ち合わせています!
・MTBとしての性能
続いてはMTBとしての性能に注目します。
といっても、サスペンションフォークも超幅広バーハンドルも付いていない自転車がMTBとして使えるのかという話ですよね。結論から言うと、MTBと全く同じことはできませんが、ある程度ならMTBと同じコースを走れるでしょう。
サスペンションフォークはつきませんが、代わりにFUTURE SHOCK 3.0が備わっています。FUTURE SHOCKはコラム内部に備わっているサスペンション機構のことで、先代クレオにも油圧ダンパー付きのFUTURE SHOCK 2.0が装備されていました。そして新型クレオの上位モデルはコンプレッションダンピング調整も可能としており、オンロードだけでなくオフロードの走破性もより向上しています。
また、標準では700×47cタイヤが装着されていますが、最大29×2.2インチまで装着可能になっていて、29eyホイールに交換すると完全にMTBに生まれ変わります。本格的なトレイルコースは流石に走れないかもしれませんが、ちょっとした山道やトレイルコースならガンガン突っ走っていけるでしょう。
クレオはMTBのような走りも楽しめます!
・E-バイクとしての性能
最後にE-バイクとしての性能に注目します。
モーターは先代のsl 1.1からsl 1.2モーターに変更され、よりパワフルになりました。先代の最高出力240w、最大トルク35Nmに対して、今回は最高出力320w、トルクは50Nmへと進化しました。出力は先代比で33%、トルクは43%向上しています。先代クレオで登れなかった道も新型クレオなら登れるかもしれません。是非、暗峠でチャレンジしてみてください😊
バッテリー容量は先代同様の320whとなっています。航続距離は見るサイトによって情報が異なっていて、スペシャライズド公式サイトでは最大195km(レンジエクステンダー装着時)と記載されている一方、シクロワイアードによると最大112km(レンジエクステンダー装着時)と記載されていました。いずれにしても、一日中走ってもバッテリー切れの心配はなさそうです。
よりパワフルで長距離も楽しめるクレオはE-バイクとしてもとても高性能です!
・おすすめグレード
現在S-WORKS、EXPERT、Compが用意されています。フレームとモーターは全車共通で、主な違いはコンポとホイールになっています。
コンポは上から、RED、Rival、Apexで全車SRAMの無線コンポとなっています。リアディレーラーはMTB用のものが使われています。
ホイールは上から、roval terra clx Ⅱ、roval terra c、dt swiss g540が採用されています。
細かな点を挙げると、最上級グレードS-WORKSには、カーボンハンドル、S-WORKSパワーサドル、カーボンクランクなどカーボンパーツが多用されており、軽量化と剛性アップが図られています。
重量は上から、12.96kg、13.96kg、14.47kgとなっています。S-WORKSとEXPERTでは重量差1kg、 EXPERTとCompでは重量差は0.51kgとなっています。
価格は上から181万5000円、121万円、93万5000円となっています。個人的にEXPERTがなかなかコスパ高いなと感じます。最上級と比較しても1kgしか変わらず、60万円程お得にお買い上げいただけます。
全てを手に入れたい人は勿論S-WORKSがおすすめですが、コスパ重視ならEXPERT、カスタムベースとしてならCompがおすすめかなと思います。
・新型クレオ、どんな人におすすめ?
クレオはオンロードもオフロードも軽快に走ることができるE-バイクになっているので、スポーツバイクの全てを手に入れたい人におすすめです。極端にいうと、ロードバイクを買おうかMTBを買おうか迷っている人がいたらこれを勧めます。(笑)
脚力に自信がない人にも、自分の脚でガンガン走りたい人にも、初心者にも上級者にもおすすめしたい一台です。(あと、自転車に躊躇なく100万円出せる人😅)
正直、複数台の自転車を所有するよりこの一台で完結させた方がコスパはいいです!S-WORKSグレードが180万円超えですが、グラベルバイク・ロードバイク・MTB・E-バイクを4台購入するよりも圧倒的にリーズナブルです。
なので、自転車を色々楽しみたいけど予算やスペースに限りがある人には絶対おすすめです!一台でスポーツバイクの全てを楽しめます!!
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