良いことも 悪いことも ずっとは続かない

秋刀魚の炊き込みご飯

水餃子

鶏胸肉と新玉ねぎのサラダ

白菜とあげのお味噌汁

これは私が平成最期の日の献立


令和元日から10日が過ぎた。

テレビでは毎日のようにヘイセイサイゴ!ヘイセイサイゴ!と何にでもこれを付けて無理やり盛り上がってる感じがしていたけど、(やっぱり)喉元すぎれば普通の毎日が続いている。プチお祭り騒ぎも忘れたかの様にいつも通りだ。こういう様を滑稽とか言うのだろう。嫌いじゃないんだけど。

その頃、皇室祭祀などにはすごく興味があって4月30日からの一連の流れを楽しみにしていた。その内、「なんか特別な事したほうがいいかな?」という気持ちになってきた。ちょうど、夫も休みだし、何かアトラクション的なご飯にでもしようかなとメニューを考え始めた。

アトラクション的なご飯というのはいつも私が料理を作る時に考えている事で、例えば

手でつかんで食べるお肉、とか、

グツグツ音のする熱々鍋、とか

昔々、何かのお祝い事にみんなでワイワイ手巻き寿司を作って食べたみたいな感じの、目で見て耳で聴いて、手で触れて温度を感じて、食事した事が思い出になる様なご飯の事。

新しい時代が来るなら楽しい方がいいだろう。

そんな気持ちで決めた献立はトルティーヤ。前日に生地を捏ねてモチモチのやつを作ろう。スパイスを効かせたチリコンカンとサバをニンニクとトマトで煮込んだやつも。新ジャガでフライドポテトも山盛り作って、ダラダラテレビを見ながら食べるんだ!メニューを考えていたら何だか気分が盛り上がってきちゃって。楽しみだなぁトルティーヤ。

ところが、前日になり具合が悪くて身体が重い。あぁダメだ小麦粉なんてこねてらんないや触りたくもない。味の濃いものも食べたくないよ。まー仕方ない。大体情報に踊らされてるだけだしな。テレビで皇室祭祀と陛下のお言葉きければいいし。

結局、2019年4月30日平成最期の日、たっぷりの生姜と出汁を効かせて土鍋で秋刀魚の炊き込みご飯を作った。旬の新玉ねぎのサラダと見比べて、

「旬てなんだ。」って気持ちになった。

沢山作って冷凍しておいた水餃子も。コレを作っておいたのは私なの?やるじゃないの偉いわあなた。あとはテキトーに。

こうして、私の平成は幕を閉じ、令和の幕開けとなった。時代はどんなに移り変わっても私の毎日は続いていく。

「良いことも 悪いことも ずっとは続かない」

これは私の名言。

どんな時も、ご飯を食べてがんばろう。





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