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社会課題をクリエイティブで解決:行政×クリエイティブDesign Jimoto Local MeetUp開催レポート!

皆さん、こんにちは!公務員アーティストのカズラスカルです。
「日本一オカタイ(と思われている)公務員から社会にクリエイティブのムーブメントを!」を合言葉に活動をしているのですが、
先日9月14日(土)にPhotoshopやIllustratorでお馴染みのAdobeとコラボしてイベントを実施しましたのでその様子をレポートしたいとおもいます!

これまでの活動

もともと「よんななアーティスト会」という公務員の中でもクリエイティブな人たちを集めた会というのをずっと主催していました。
約一年前に立ち上げた会ですが、メンバーも120人以上、ほぼ毎月イベントを実施して好調だったのですが、課題もありました。
それは
油断すると身内の会になること
公務員からクリエイティブのムーブメントを!と題する以上、社会的インパクトにこだわる必要がありました。社会を変えるために活動し皆さんの貴重な労力を割くのであれば、もっとしっかりと社会にメッセージを発信できる活動にする必要がある!常にその狭間で悩み続けてきました。

そんな時に見つけたDesignJimoto

そんな時に、AdobeがDesignJimotoというプログラムをやっていることを知りました。
DesingnJimotoの詳細はこちらから
そこから担当の方とお話をする中で、めっちゃ意気投合したわけです。
キーワードは「デザインの民主化」
私自身の実体験に基づいていますが、クリエイティブのハードルが特に日本では高すぎると感じます。
何をするにも
「〇〇習っていたの?」
「美大卒なの?」
そんな質問を嫌というほど受けた私にとって、デザインの民主化というキーワードはまさに目指す世界の一つでした。
本来クリエイティブはみんなの物であり、免許もなければ資格もないわけです。なのに何故皆はクリエイティブを避けるのでしょうか?
何故公務員はマニュアル人間にならなければいけないのでしょうか?
あんなに自由に歌い踊り描いた幼少時代はどこに行ったのでしょうか?
日本一オカタイイメージの公務員がクリエイティブになれば、必ず世界が変わる。アイツらができるなら俺らにもできる。そういう社会のムーブメントを起こしたい!Adobeとならそれができる!そう思えた出会いでした。

公務員と世界のクリエイティブカンパニーのタッグ!

これは非常に挑戦的な組み合わせです。
デザイナーでも無く、普段からクリエイティブソフトを使いこなす立場では無いプレイヤーがクリエイティブコンテンツの会社と組み、何を生み出すのか。それはある種公務員側のクリエイティビティが試されていることを意味しています。
参加者にもかなりの負荷がかかるプログラム。
こんな状況で挑戦してくるのはドMか変態かと思いきや・・・・
蓋を開ければ一瞬で定員にwww
公務員にドMが多いのではないかと言う議論は次回に譲りつつ、
期は熟しました!

イベント概要

【行政×クリエイティブ Design Jimoto Local Meetup】
主催:よんななアーティスト会
共催:Adobe
後援:富士通ラーニングメディア(Co☆Pit)

日時:9月14日(土)13:00~18:00 
会場:Co☆Pit(東京都港区港南2-14-14 品川インターシティフロント 6階)
定員:50人(公務員枠:30人、 オーディエンス枠:10人、学生枠:10人)
持ち物:PC
参加対象:
クリエイティブを活用して社会をもっと良くしたいと考えている人
行政領域とクリエイティブ領域を融合させたいと考えている人
アート・クリエイティブ・デザインという言葉にワクワクする人
目的:
社会課題をデザインを駆使して解決していく次世代型公務員の養成。
社会にクリエイティブのムーブメントを起こすためのコミュニティの形成。
行政発デザインプロダクトの社会提案。

タイムテーブル:
【①トーキングセッション(13:00~14:30)】
【②クリエイティブ実装ワークショップ(14:30~17:00)】
【③プレゼンテーション・表彰(17:00~18:00)】
【④懇親会】

さあ始めよう!

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まずはスタッフみんなで気合いをいれます!

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今回、全国よりお手伝いいただいた学生スタッフの皆さん。

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参加者も続々と集まり賑わってきました

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まずはアイスブレイク!即興で似顔絵のイラストを描いてプレゼントし合います。一気に場がクリエイティブモードに^^

トークセッション

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まずは私から、この会の狙いや次世代型公務員のビジョンなどをお話しさせていただきました。公務員×クリエイティブが当たり前になりますように!そんな想いをお伝えできたら。

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「空間からクリエイティブをサポートするCo☆Pitの挑戦」
後援および会場提供にご協力いただきました富士通ラーニングメディアCo☆Pit Founderの城能 雅也さんより、クリエイティブを場作りからサポートする取り組みとそこに至るまでのプロセス、そして教育に関するクリエイティブの課題をお話しいただきました。教育行政に関わるものとして深く共感しました

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「Adobeが考える社会課題とデザインの力」
今回コラボしたAdobe Design Jimotoプログラムの生みの親であるAdobe Creative Cloud Community Teamの武井 史織さんより、社会課題をデザインで解決する本質についてお話しいただきました。

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「まちに恋するナッジ理論とデザインのコト」
民間ってすごいな!というムードを一新!先日「地方公務員が本当にすごい!と思う公務員アワード2019」を受賞された埼玉県三好町の佐久間 智之さんが登壇。自身の体験を踏まえた説得力のあるノウハウをお話しいただきました。

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ワークショップセッション

いよいよ本日のお題が出題されます・・・・・・(ジャジャーーーン!)

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【家庭でのフードロスを減らすアイデアを考えよう!!】
フードロスはお店等のイメージが強いですが、実は家庭でのフードロスは全体の半数を占めています。そんな事実と向き合い問題を自分ごと化し、行動デザインを行うプロダクトを作ります!

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・・・・・・・・とは言ってもどうやって作るの?!
そんなお悩みを今回はAdobe CCのエバンジェリスト仲尾 毅さんが解決。
今回は「Adobe XD」というソフトを使います。
時間が無い中、使い方を丁寧にレクチャーいただきました。

さあいよいよ制作・・・・!!!
なんとプロダクト制作に与えられた時間は
たったの2時間?!

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やるしかない・・・・!まさにブートキャンプです

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最初はうーーーーんという時間もありましたが

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徐々にスイッチオン!Co☆Pitのクリエイティブな会場をふんだんに使ったアイデア出しが始まります!

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誰がこの様子をみて公務員だと思うでしょうか?!(いい意味ですwww)

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時間がない!?急ピッチでプロトタイプに落とし込む!

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そしてさらにプレゼンテーションの準備まで!分担を分けて急ピッチで進めます。

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終了〜〜〜〜〜!!まずは皆さん、2時間お疲れ様でした!!

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プレゼンテーション

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各チームより2時間の成果をプレゼンテーション!!

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寸劇あり、小ネタありで大盛り上がり!

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いよいよ結果発表・・・!!!

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皆からの投票で優勝したのはこちらの皆さん!
ゴミ箱の下に敷くだけで家庭でのフードロスが見える化され、意識改革を推進できる超実用的なプロダクト。その名も『レスモア』!!精度の高いデザイン設計と説得力のあるプレゼンで文句なしの優勝です。

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デザインジモトのクッションを贈呈!

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その他
「Adobe賞」「Co☆Pit賞」「よんななアーティスト会賞」

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最後は皆で記念写真!!

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皆さん本当にお疲れ様でした!
公務員からクリエイティブのムーブメントを!
皆で作り上げた唯一無二の場所。
目指していた形が皆さんのお陰で一つ実現できました。
本当にありがとうございます!

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その後もみんなで写真タイム

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スタッフオフショット^^

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何故今、公務員にクリエイティビティが必要なのか?

あとがきになりますが、
何故今【公務員にクリエイティビティが必要なのか】について
私なりの考えをお伝えさせてください。

公務員といえばマニュアル化された業務、変わらない環境、安定した職場。
確かにこれらにクリエイティビティは必要ないのかもしれません。
しかし、社会全体で考えてみてください。
公務員の仕事の本質は何か?
私は「社会課題の解決」だと思っています。
高齢化、少子化、外国籍の増加、社会保障不安、育児環境、年金制度、福祉制度、寛容問題、経済発展、、、、
もうね、世の中は社会課題のオンパレードなわけですよ!それに真っ向から向かっているのは紛れもない公務員なわけで。。。。
よく考えてみてください。
数年前、数十年前に今の社会課題を予想できましたか?
例えばバブル期にクラブで踊り狂っていたあなた!地方経済の衰退を予想できましたか?ベビーブームのあなた!少子化の未来が予想できましたか?
社会課題は容赦なく、答えの無い問を私達に与え続けてきます。
そしてその件数は加速度的に増加しています。
公務員がどんどん減らされているのに・・・・です。
想像してみてください。
例えば地球温暖化のためにあまり対策をしてこなかったある自治体。トップが変わり、これからは環境対策が必要だと環境立市を宣言。そこで上司から一言。
「環境立市を目指すことになった。今まで何も実績はないけど、一から考えてくれないか
冗談だと思いますか?
こんなことが自治体では常におこっているわけです。
こんなフレキシブルな課題にマニュアル人間が対応できるわけがないですよね!
つまりこれからの多様化する社会課題に対応するには柔軟な思考のプレーヤーが必要なのは一目瞭然なのです。
自分で考え動き創り出すプレイヤーを行政にもっと増やしたくてこの活動を行なっています。
クリティブな人は沢山いるんです。
ただその人が声高らかに意見を言えるのか、行政の中に個のクリエイティビティを尊重する風土があるのか、と言われるとまだまだ疑問は残ります。
公務員が、社会が、もっとクリエイティビティを尊重し大切にしてける世の中になりますよう、引き続き活動してまいります。
どうぞ応援をよろしくお願いします。

~よんななアーティスト会とは?~
全国3000人以上の公務員が集まるよんなな会の中でも、アーティストタイプの公務員を集めた分科会。
「日本一オカタイ公務員から社会にクリエイティブのムーブメントを!」を合言葉に公務員の枠にとらわれない創作活動を展開。
設立1年で、既にメンバーは120名を超えている。

↓オンラインNewsに掲載いただきました↓

Yahoo!映像トピックス
https://videotopics.yahoo.co.jp/video/fieldcaster/357636

ネタりか
https://netallica.yahoo.co.jp/news/20190919-80215298-fcaster

merumo
https://news.merumo.ne.jp/article/genre/9027508

フィールドキャスター
http://fieldcaster.net/archives/12968

YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Zjt9Nr71yU0&t=45s

LINE
https://timeline.line.me/post/_dVwSaC0Akyg30vfvqclunJhp_a02g26MtLlhbS8/1156887050110081193

Facebook
https://www.facebook.com/watch/?v=393446781569039

エンタメウィーク
https://ent.smt.docomo.ne.jp/article/3028031

Biglobe
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0919/fcs_190919_3466938678.html

Nicheee
http://www.nicheee.com/archives/2251281.html

ガジェット通信
https://getnews.jp/archives/2214406/gate

Livedoor
https://news.livedoor.com/article/detail/17157023/

Excite
https://www.excite.co.jp/news/article/Nicheee_2251281/?p=


Photo by Yuki Arai(国土交通省)

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