死のリスク
■2023年(両親81歳)
※11/23手帳メモより
「母さんが退院直後にまた転倒… ガックシ。
まぁ、足元覚束ないからいつ転んでもおかしくはないのだけど、いざ転ぶとやはりダメージは受けるもので…。
母さんのあのウロウロと歩き回る現象は、一体脳の中でどんな作用が起こっているんだろう。次回、T医師に聞いてみるか。
11/11の退院直後はまたウロウロ歩けるようになって、以前よりだいぶ身体機能も回復した感じだったんだよね。
普通だったら退院して回復したら、どんどん快方に向かって正常状態に戻っていくけれど、普通と異なるのは、回復することが逆にまた転倒などのリスクを高めてしまうという点。
これがとても皮肉なことで。
歩けるようになるのはとても良いことなのに、それがかえって仇になるという。
どうしたらいいんだろう。
車いすに座ってずっとじーっとしてくれていたら、そりゃあ転倒もしないしケガもしない。安全だ。
かと言って、じゃあずっとそうしていてほしいかというと、それもなんか違う。
本人が動きたがったらそれを尊重したい。
動きたいという意思があるのも嬉しいことだし。
ただしそれには転倒、ケガのリスクが常につきもので。
もう仕方ないということか。
今回は頭に3センチの傷で、入院もせずに済んだが、打ち所が悪かったりしたら今回のようには済まない。
最悪、死のリスクもある。
このまま一日一日びくびくと生き永らえてもらうしかないのか。
別荘も拘束行為のようなことはできないと。そりゃそうだ。
転倒防止のヘッドガードみたいなのを使用していた入居者の前例は今までないそう。
死のリスクさえ防ぐ術がないまま見過ごすのって、とても辛い。
なにも施しようがない状態なのか。
同じような状況の人は、一体どう過ごしているんだろうか。
非常に気になる。
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