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退院

■2020年(両親78歳) 

7/4 退院 
右手に三角巾をつけて、なんとか無事退院する。

二女と旦那さん、帰郷した姉も一緒に退院祝い。お寿司を取る。母は術後の腕など気遣う様子もなく、透かさずお酒を注ぎ味わっている。

父は、母が帰ってきてよっぽど安堵したのか、上機嫌でお酒も進む。

夕飯に宅配弁当(1社目)を試食。

この入退院を境に、母はもうお化粧しなくなったような…。

※7/4日記より
「母さん、何とか無事退院できましたー!! 

一体どれだけ認知症進んでヨレヨレになって戻ってくるんだろうと恐怖だったけど、想像よりは上回らなかったかな。まぁでも生活レベルは格段に落ちてしまっているね。

お酒も即解禁、また今日から酒浸りの日々であります…。

次、何かしらのアクシデントが起きるまで、あまり期間を要さないのではないかなぁ。またいつ転んでもおかしくない状況だなと。

今、これからの在宅生活において、訪問看護や宅配弁当など、また新たなサービスを取り入れていく段になって、うまくいくだろうかという大きな不安に包まれているのね。

でも、そこは実はたいしたことじゃないのかもしれないなぁと思えてきた。恐らく何とかなるようになると思う。だって、正常なプロの仕事相手に依頼することなのだから。

問題は、そのサービス周りが軌道に乗ったとしても、いくらでもすぐにまた転倒したりしてアクシデントが起こる可能性があるということ。24時間見守り体制でない限りね。

そう思うと、「できる限り家で生活」の時間、そのタイムリミットって、すごく短いのかもしれない。だから、これから追加するサービスに、あまりそこまでの期待をかけるのは違うような気がしてきたね。とにかくこの先、いつなにが起こってもおかしくはないと思う。これは覚悟と呼べるのか?」

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