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無表情

■2023年(両親81歳)

7/8
二女と訪問 

ちょうどお昼時だったので、エントランスから様子を覗いて早々に帰る。

二人ともお箸で自力で食べることができていた! 

ほっとする。


7/9
4人で訪問 お昼過ぎ 

父、1F食堂の椅子に座ったまま眠り込んでしまっていて起きず。

娘たちが公園に行きたいと騒ぐので、母も散歩がてら一緒に公園へ行く。

母が公園に来られたのは3月の桜の頃以来だったと思う。

転倒が怖いので、わたしがピタリと横に付いて歩く。

すっかりやせ細った母の足取りは、たどたどしくて危なっかしい。

母は久々の外の空気にもあまり反応を示さず、娘たちの遊ぶ様子をただただボーっと眺めている。

この日は特に表情の乏しさが目立つ。

無表情の母と、公園に大喜びの娘たちの満面の笑顔との落差が激しい。

久々の公園だったのに爽快感をあまり感じてもらえず、残念だった。

でも、この機会に束の間でも外に連れ出せて良かった。

両親二人一緒にだったら、とても見守り切れなくて無理だったし、旦那さんもいてくれたので、娘たちの面倒は旦那さんに全て任せて、わたしは母に付きっ切りでいられた。

目の前に公園があるというのに、連れ出すにも一苦労。

この日は運良く、諸々の条件がそろって母を連れ出すことができた。

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