訴える
■2024年(両親81歳)
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父 入院9日目 続き(1)
14:30 先に別荘へ。
母、宿泊室で横になっていた。
しばらく洗髪もしてないので、母の髪の毛がぺったりしている。
早く洗ってあげたい。
依然、部屋食が続いている。
15:00 A病院へ父の面会に行く。
今日から実際に父の点滴をガクッと減らすとのことだが、一体どうなってしまうのか怖くて堪らない。
恐る恐る父の元へ。
昨日までと違う病室に移動していた。
父は酸素マスクをつけ、右横向きになっていた。
呼吸が苦しそうな様子。
鼻の穴には脱脂綿のようなものが詰められている。
その脱脂綿が真っ赤っかに染まっていてうろたえる。
血なのか!?
鼻から出血したような形跡あり。
枕に飛び散っている血も痛々しい。
呼びかけると、何かを訴えるかのようにしゃべる。
何を訴えたいのだろう?
今、何を思っているのだろう?
とても知りたい。
「大丈夫?」「尚子だよ」と声をかけると「うん」と首を縦に振るので、こちらの言うことが辛うじて伝わってはいる様子。
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