生きているの? 死んでいるの?
■2024年(両親81歳)
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父 入院13日目 続き(4)
10:57 A病院到着
病棟階に着き、ダッシュで病室へ向かうと、「お部屋こっちです」と看護師さんにデイルーム向かいの個室に案内される。
これまでの病室から移動していた。
「お父さん!!」
父の元に駆け込む。
ベッドに横たわっている父の酸素マスクには、大きな袋が付いている。
元旦の危篤状態で呼び出された時にも付いていた袋と同じもの。
ベッド脇のモニターが赤く点滅し、アラーム音が鳴り続けている。
モニター上にこれまで山並に動いていた波形は一直線になっている。
一体どういう状況!?
父、やや笑っているようにも見えるようなてらてらとした表情。
顔がまた一回りキュッと縮んで小さくなり、固まったような感じがする。
え?? 生きているの?? もしかして死んでいるの!?
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