ネットにあふれる大学受験の情報の選び方

  • 講師・先生が書いた情報が大切!

  • 今の受験を知ってるかチェック!

信じるのは今の受験を知ってる先生や塾講師、または元先生・元塾講師!
簡単ですね。
直接、人に教えた経験があり、今の受験事情を知ってる人の情報を重視してください。

大学受験に必要な情報は大きく分けると3つ。

  • 勉強の仕方

  • 勉強計画

  • 参考書

「勉強計画」は勉強と同じくらい重要です。
とりわけ、自分の高校からの合格者が1ケタの大学をねらう、いわゆる逆転合格をめざす人の場合、勉強計画の重要性は勉強と同じになります。
勉強計画と勉強は、大学受験を支える大黒柱・両輪です。

その勉強計画・勉強の進め方のアドバイスは、今の受験を知っていて、かつ授業経験がある人であることが大切になります。

たとえば共通テストの英語の語数。
2003年は3115語で、2024年は6200語。
3115語→6200語」とヤバいレベルで増えてます。
受験生を殺しにきてます・・・。
またセンターから共通テストに変わり、4択文法問題の大問が消えました。
※4択文法問題:4つの選択肢から正解を選ばせて文法知識があるかを問うもの

「正しい読み方」で大量の英文を速く読んで問題を解く。
こういった情報処理能力が求められています。
これを知ってる人と知らない人からのアドバイスでは大きな差がでてきますよね。

勉強の仕方

「どうやって覚えるか」は誰のアドバイスでもかまいません。
なぜなら大切なのはあなたが実際に試すことだからです。
試してそれが今のやり方より覚えやすかったならそれでいきましょう。

「ごたくはいいから一番いい覚え方を教えてよ」と思う人は難関大は難しい。
難関大が求めてる学生は考えて行動できる人。
ハッキリ言うと、この程度の試行錯誤をめんどくさがってやらない人は求めてません。

なによりも万人に共通するベストな覚え方はないんです。
なぜかというと、詳しくは省きますが、視覚優位な人・聴覚優位な人・声に出すことが覚えやすい人・書くことが覚えやすい人など、グラデーションのような濃淡はありますが、特性の違いが人にはあるからです。

参考書の選び方

一番大事なのは今の学力に合った参考書を選ぶこと。
色んな参考書が薦められています。
しかし、大事なことなのでもう一回書くと、今の学力に合った参考書で勉強してください。
それにはまず立ち読みが必須です。
書店に行ってお薦めの参考書を読み比べます。
はじめに(前書き)」を読んで、同じ内容の部分を読み比べて、自分がわかりやすいと思ったもの、気に入ったものを選んでください。
決められなかったり、2~3冊買えるなら買うと、合わなかった場合の時間短縮になります。

で、実際に参考書で勉強します。
そこで1章か2章までやって「わかりにくいな」「難しい」「合わない」と思ったら、別の参考書か1ランク下の参考書をやってみてください。
そうした方が結果的に短期間で学力を上げられます。

「せっかく買った参考書だから」と思う人も、勇気を持って決心し、別の本を試してみてください。
ちなみに1科目あたり3~5冊の無駄が出るのは大学受験の必要経費です。
心を鬼にして割り切ってください。

最後に

逆に教えた経験のない人がアドバイスがどうなるか、その例をお話します。
ATSUさんを知ってますか?
有名な英語ユーチューバーですごく英語ができます。
この人がお薦めとして「キク英文法」をあげていました。
英語ができて有名な人のお薦めだから、今でもアマゾンでは売り上げの上位。
しかしこの本、ほかに薦めてる人はゼロかもしれません。
少なくとも大学受験界隈で薦めてる人を見たことない。
私から見ても「キク英文法」のクオリティは平均よりやや下くらい。

なぜ平凡な参考書をお薦めしていたのか。
ATSUさんは勉強が得意。
勉強が得意な人は、どの本を使っても良いんです、成績が上がります。
そして実際にキク英文法を使って成績が上がったので薦めた。
「自分の成績を上げてくれた本だから良い本だ」となったのでしょう。
成功者は自分の成功体験を一般化(たくさんの人に通用すると思いこむ)しがちな例の1つですね。
※今は「一億人の英文法」をお薦めしているとも聞いており、過去の話だと思います。

あまりこういった人に詳しくないのですが、河野玄斗さんやメンタリストDaiGoさんもおそらく人に教えた経験がないと思います。

メンタリストDaiGoさんの勉強法の本が書店に山積みされてたのでチェックしたことがあります。
「具体的にどうやるか」が書いてない。
「この人のアドバイスは大学受験には使えない」と
たった1冊でわかるレベルの本でした。
(終)


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