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コミュニティづくりは、事業開発(BizDev)のスキルが役立つというお話

こんにちは!Peatixというイベント・コニュニティプラットフォームサービスで、コミュニティマネージャーをやっている畑(はた)と申します。

数年間、事業開発(BizDev)をやりながら、並行してコミュニティづくりに関わっていましたが、今年(2021年1月)から正式にコミュニティマネージャーになりました。

最近、コミュニティについて色々な方と話す機会がありました。特にビジネス系のコミュニティに関わっている方に、共感してもらえることが多かった話を、はじめてnoteに書いてみます。

コミュニティマネージャーのお仕事

コミュニティづくりは、コミュニティマネージャーが担当することが多いと思います。その仕事内容は多岐にわたっていて、高度なスキルがもとめられます。

コミュニティマネージャーの主な仕事内容 
 ・コミュニティ運営の目的、旗印の決定
 ・熱量の高いコミュニティのキーマン集め
 ・イベントを企画や告知、集客
 ・イベント当日運営
 ・メンバーのコミュニケーションが活性化のサポート
 ・新しいメンバーが慣れるようにサポート(オンボーディング)
 ・コミュニケーションやイベントなどのオンラインツールを選定、利用
 ・コミュニティ内でのトラブル解決
 ・KPIの設定やトラッキング
 ・経営層や事業責任者とのコミュニケーション
  など

仕事内容をざっとあげるだけでも、このような感じです。どれも簡単にこなせるような仕事ではありません。

実際に必要とされるスキルを書き出してみました。

コミュニティマネージャーが必要とされる主なスキル 
 ・リーダーシップ
 ・コミュニケーション力
 ・ファシリテーション力
 ・マーケティングスキル
 ・営業力
 ・企画力
 ・ライティングスキル
 ・オペレーションスキル
 ・戦略、戦術の立案スキル
   など

このような感じでしょうか。なかなかこれらを兼ね備えた人材はいませんね。。。

事業開発(BizDev)のスキルが役に立つ

私自身、事業開発(BizDev)を経験して身についていた能力が、コミュマネで役立つことがわかりました。

特に0→1の事業開発責任者は、下記にあげる基本的なスキルや知識を備えているかと思います。

事業開発(BizDev)責任者が必要とされる主な知識や経験
 ・戦略、戦術の立案と実行
 ・サービス企画
 ・プロダクトマネジメント
 ・マーケティング
 ・セールス
 ・オペレーション
 ・カスタマーサクセス
 ・チームビルディング

事業開発(BizDev)の責任者は、事業規模が小さい時は自分自身ですべて行い、規模の拡大にあわせて、新しい人を採用したり社内の部門に担当してもらいながら、事業を徐々に大きくしていきます。

必要とされるスキルや事業スケールのさせ方が、コミュニティマネージャーのスキルやコミュニティ醸成のステップに良く似ていると思います。

実際、私自身も事業開発(BizDev)での経験やスキルが役立っていると実感しています。

コミュニティづくり=事業開発(BizDev)と理解されるメリット

コミュニティマネージャーの方が、下記のような悩みを持たれているというお話を良くお聞きします。

「コミュニティ運営について、社内の協力が得られない」
「コミュニティづくりでの予算が確保できない」
「社内からKPIの設定を求められるが、提示が難しい」

コミュニティについて、社内で認知や理解されず苦労している方が多いようです。確かに「コミュニティづくり」は、感覚的につかみにくいかもしれません。

事業開発(BizDev)であれば、すぐに結果が出にくいことや、その業務の大変さについて、社内で理解されやすいかと思います。

コミュニティづくり=事業開発(BizDev)と社内で理解が深まることで、コミュニティマネージャーの方々の悩みが、少しでも和らぐと嬉しいです。

コミュニティマネジャーの任命や採用について

企業側からも「どんな人をコミュニティマネージャーに任命したり、採用したらいいのか?」という相談を受けます。

特に0→1でコミュニティを立ち上げる時は、事業開発(BizDev)の経験者が対象に入るかと思います。

ただ、コミュニティづくりに興味を持たれる方は少数だと思いますので、しっかりした説明が必要です。

特に採用では応募は見込めなさそうですので、スカウトでのアプローチが良いかと思います。

最後に

コミュニティを立ち上げようと考えている企業の方へ
コミュニティづくりは中途半端な気持ちでスタートすると良い結果を生みません。新規事業を立ち上げるくらいの想いと覚悟を持って、自社のコミュニティマネージャーを応援して頂くと、良いコミュニティができると思います。

コミュニティマネージャーの方へ
社内で理解がされず悩みを抱えて、苦労されている方も多いと思います。この記事を通して、所属されている企業の方へコミュニティに対する理解が少しでも深まると嬉しく思います。

そして、コミュニティマネージャーが集まる様々なコミュニティがあります。皆さんとっても良い方ばかりですので、いつでも悩み相談にのってくれます。

気軽にイベントやコミュニティに参加して、気持ちを分かちあったり、相談してみてください。(私もいつも励まされています。)

読んで頂き、ありがとうございました!

■コミュニティマネージャーのためのコミュニティ

CMC_Meetup
コミュニティマーケティングの可能性について、情報を発信、共有、流通していくコミュニティ。

CMX Connect TOKYO
CMX Connect TOKYOは、米国で開催されているコミュニティ運営者のためのイベント「CMX Summit」のエッセンスを共有し、コミュニティ運営の事例やノウハウを学びあう集まり。

CMC HUB
「多種多様なジャンルのコミュニティマネージャーがつながるHUBとなる」ことを目的に運営。お互いの活動を紹介し、国内外の知見や事例、Tipsの共有、悩みごとの相談・アドバイスを通じて、コミュニティマネージャー同士がつながる場、各自の豊かなコミュニティづくりを支援する場 。

COMUCAL
コミュニティ情報共有会「コミュカル」。コミュニティの課題共有、運営技披露。



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