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「棚田で米を作ってみる」(番外編:「今森光彦 里山 水の匂いのするところ」展)

鑑賞日: 2023/7/14(滋賀県立美術館)

写真家 今森光彦を最近まで知りませんでした。京都造形大写真コースの同級生に「え、知らんの?」と優しくご教示いただいたのが数か月間のことでした。
今年から仰木の里にて棚田での米作りに参加しており、今森氏は同地にアトリエを構える滋賀県生まれの写真家(兼環境農家、ガーデナー、切り絵作家)です。
棚田はもちろん絵になる被写体であり、たまたま参加しているその地でもあり、滋賀県出身の写真家であり、など近くでもあるのでちょいと観にいってみました。

(2年前に芸大写真コースを卒業したからといって、審美眼が研ぎ澄まされているわけでもなく、展示ノウハウを見知っているわけでもない前提で)
全体の感想は、(作品によっては)プリントクオリティがいまいち(?)に感じれられるものがあったり、展示作品がいわゆる'映える'(それらしいキャッチ―なイメージ)がおおく、期待をちょっとだけ下回る展示でした。
また、(作家のしごとではないかもしれないけれど)各セクションのキャプションのカッティングシート(?)(壁に直接文字が貼り付けてあるタイプ)が銀色で照明に反射して読めない…。身長(170cm)の加減もあるだろうが、銀色のチョイスは適切ではなかったように感じました。(黒文字では強すぎるというならグレーではだめなのかな?水(のキラキラ)イメージを想定しているならブルー系ではだめなのかな?)

とわいえ、おっ!と感じる作品もありましたので、少し画像を添付いたします。

雨の落ちる水田、これはプリントきれいに感じました。だけど被写界深度がとても浅い(他作品もその傾向)…作家の好みかな?(撮影:筆者)


3点組の展示レイアウトが良かった(撮影:筆者)
別部屋にポツンとあったポジコンタクトシート。本展示でもっとあってもよかったような…(撮影:筆者)

展覧会情報:
・今森光彦 里山 水の匂いのするところ
・滋賀県立美術館 2023/7/8 - 9/19
・一般1,200円(*現金のみ。クレジットカードくらい使用できるようにしてほしい…)

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