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【棚田で米。 Second Season_day1, day2】

 昨年ほぼ衝動的に参加した”棚田で米をつくってみる”では、米づくりの大変さを思う存分経験させていただき、猛暑、重労働、一人ぼっちのつらさなどから、もうやるべきではないとの結論に至りました(最終作業終了日にて)。
 最後の交流会イベントにて、お知り合いになった方々から、それぞれの共同参加者(ご家族など)が”来年は参加しない”などの条件が重なり、「みんなで一区画を借りて、来年一緒にやりませんか?」とのお誘いを賜りました。
それであれば(合計5名)やってみようかな、との決心でSecond Seasonに突入いたしました。
(昨年度の作業はこちらを参照ください:
https://note.com/yo_c1973111/n/n4c16ef13d885
(前段が長くなりましたが、以下作業内容です)
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[day1: 12th May 2024]
「こね」、「畦さき・畦ぬり」

「こね」
〈 田んぼをコネる作業 〉
・畦付け(あぜつけ)用の土を作ります
・お水を入れて、ドロドロにコネる作業をします。
・機械でコネてから、「平鍬(ひらぐわ)」を使い、畦もとに土を寄せていき「掻立て(かきたて)」を作ります。

「畦さき・畦ぬり」
〈 水が漏れないように、「畦(あぜ)」を付けます 〉
・コネから約3日間置いた後、「畦ぬり」をします。
・掻立ての土が沈殿して固くなっているので、それを「畦もと」に積み上げていき、奇麗に塗り固めていきます。
・棚田は畦から水が抜けやすいので、それを防止するために、「平鍬」を使用し、畦塗りをします。

「仰木自然文化庭園構想 八王寺組 オーナー説明会 資料」より

 気持ちのいい晴れ。いよいよ今年度の作業が始まる日です。
予定時間に棚田に集合し、上記作業をやる予定でしたが、当日までの雨が少なく、田んぼに水が引き込めていないとのことで、残念ながら予定作業のほとんどはできませんでした…。
 少しだけ「畦付け」のやり方を教えてもらい、練習用の田んぼでやってみる程度でした。その他滞在時間のおおむねは、会長の色々なお話(農薬の効く原理や、…その他は忘れました…。)を拝聴し、解散と相成りました。

[day1: 16th May 2024]
「しろかき」

〈 植付けが出来るように、圃場を平らにします 〉
・機械で表面をしゃばしゃばになるように、かくはんした後に、棒などを引っ張って真っ平らになるようにします。
・細かな田んぼはレイキや熊手、鍬などを使って平らになるように整備します。
・この「しろかき」によって、水の深さが揃い、肥料が全体に行き渡り、水はけも均一になります。稲をムラなく成長できる条件を整える作業です。

「仰木自然文化庭園構想 八王寺組 オーナー説明会 資料」より

 くもり~小粒の雨。日差しガンガンではなくありがたいのですが、作業開始直前から雨が降り出し、レインコートを着ての作業は蒸し暑く、じわっと汗をかく程度でした。

 前回の状態とはうって変わって、田んぼ前面に水が引き込まれていました。
 まずは近代兵器トラクターで、田んぼ表面近くを攪拌しながら、平らにならしてゆきます。
 おおむねは均(なら)されても、土が水面から出ている部分、水深の深い部分など完全に均一ではないため、ここから手作業(レイキや鍬などを使って)で均一に近づけてゆきます。
 棚田では、”こだもと”(棚田の山側の呼称: こう言うんだそうです)よりも”あぜもと”(棚田の谷側の呼称)の方がやや水量が多くなる傾向があるそうで(昨年度そう聞いたような記憶があります)、たしかにトラクター作業後は”こだもと”の土が水面から出ている傾向があるようでした。そのため、”こだもと”の土(泥)を”あぜもと”に移行していくようなイメージで均してゆきます。
 そこそこ進んだ状態で、「もう十分」とのお声を運営の方よりいただき、本日の作業は完了となりました。

 次回(翌週は)いよいよ「田植え」です。本棚田オーナー制度では参加必須作業が設定されており、次回の「田植え」、「稲刈り」、「脱穀・籾摺」がそれにあたります。[day1]、[day2]は全体的に参加人数が少なかったですが、次回は家族ずれなど多くの方が参加されるにぎやかな作業になると思います。

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