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『はじめての人類学』(奥野克巳著、講談社現代新書)
読了日: 2024/4/30
著者の本は初めて読みました。入門書としてちょうど良い程度であると感じました。
人類学に興味を持ったのはティム・インゴルド(第5章)でした。それは著者指摘「お前たちに俺たちの世界が分かるはずがない」「(p.167)のように距離のある科学/人文分野が混じり合う考察をインゴルドにて初めて経験したことに依ります。
「科学に解決できない問題など何もない」(p.166)との指摘も、ブライアン・グリーンが心や意識もいずれ科学によって解明されるだろうとするスタンスとも合致します。コンパクトな良いまとめに感じました。
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