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三原市のデータとLookerStudioで、たこの漁獲量の変化を可視化


はじめに

三原市のオープンデータをさらに使いこなすために、三原市の名物である「たこ」について考えてみたいと思います。以下の記事で「たこ」の水揚げ量が減ったと記載がありました

では、

  • どれくらい減っているのか?

  • 全国のデータと比べてどうなのか?(三原の特殊事情なのか)

を考えてみたいと思います。

使ったデータ

まず、三原のオープンデータは以下のものを使っています

全国の漁獲量については、e-statのデータを利用しています。

特に以下のデータを利用し、「たこ」のデータを抜き出しています。マダコとタコは異なるようですが、少し理解が及ばす一旦同じものとして扱っています。
Excelデータしかないので目視で抽出した。

可視化の結果


可視化結果の画像

可視化結果の考察

全国データと比較できる2011年以降のデータで比較すると、

  • 三原市のたこの漁獲量は、少し減少傾向に見える

  • 全国のたこの漁獲量はそこまで変動がない

  • 三原市はたこの漁獲量比率が高い(2021年度で42%)

ただ、全国データが存在しない2011年より前のデータをみると、以下のようになっている

2004年からの、三原市のたこ漁のデータ

こちらをみる限りそこまで減っていない。これ以上の考察はしていないが、2014年度がそれなりに多かったので、そこと比べると少ない、ということだろうか。

Looker Studioの設定

以下の工夫をしている

  • たこの漁獲量だけを抜き出す時は、Filterで設定

  • 2011年以降のデータもFilterで設定

  • 比率はFormulaで設定

このようにして、できるだけ元データをいじることなく可視化を行なった

まとめ

今回気になったタコの漁獲量については、三原市のオープンデータをみる限り、そこまで大きく変化(減少)をしていないようにも見えた。自分で可視化することは大切だと感じた。