石橋を叩けば渡れない。 西堀流創造的生き方
自分のエンジニアとしての方向性を決めた本の一つ。自分がやりたいのはこういう創造的な生き方だと感銘を受けた。娘がリケジョになったのもこの本の影響かもしれない。
第一次南極観測隊の越冬隊長として、限られた資材で知恵を絞ったエピソードの数々は、半世紀以上たった今もエンジニアやエンジニアの卵に感動を与える点で全く輝きを失っていない。
特に、越冬開始早々に予備の真空管が残り2本になった時や、雪上車の車軸のナットが外れた時のエピソードは、ドキドキわくわく、痛快で、かつ示唆に富んでいる。プロジェクトXで番組にしたらさぞ面白いのにと思う。
文章は難しくない。創意工夫とは何かが良くわかる。若い人に是非読んでもらいたい。
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