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Inventor Memo

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Autodesk Inventor に関する話題、テクニカルな記事など
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#機械製図

「Inventor モデリングテクニック」 のメンバーシップについて

2024年の年初から、「Inventor モデリングテクニック」と題して、Autodesk Inventor で作業をする上での便利な使い方について、記事を書いてきました。パーツモデリングから系統立てた記事を書き、それをまとめて、ちょっとした本(自家製本)にできればと思ったからでした。 6月でちょうど半年になり、20件以上の記事が出来ました。おかげさまで、ビューの件数も増えてきました。特に、繰り返して閲覧されているようなのがうれしいです。 記事を読み返してみると、一つ一つ

設計者として生き残るためのスキルアップの提案 (1) / 機械設計を取り巻く環境の変化

2021年3月16日にオートデスク社のウェビナーで発表した内容を文書化したものです。200名を超える視聴をもらい、内容についても多くの方から賛同をもらいました。後で参照しやすいよう、また、PPTのスライドだけでは、伝わらないであろう内容を加えて文書化しました。 機械設計を取り巻く環境の変化 私のこれまでの経験をもとに、「機械設計はどのように進化してきたのか、今、何ができるのか」をお話しいたします。皆さんのスキルアップ、キャリアアップの参考に是非していただきたいと思います。ま

設計者として生き残るためのスキルアップの提案 (2) / LODを意識した設計ワークフロー

2021年3月16日にオートデスク社のウェビナーで発表した内容を文書化したものです。200名を超える視聴をもらい、内容についても多くの方から賛同をもらいました。後で参照しやすいよう、また、PPTのスライドだけでは、伝わらないであろう内容を加えて文書化しました。 (前回) なぜ、3DCADが普及していないのか? なぜ、3DCADが広く普及していないのでしょうか?以下に整理してみました。 新規設計、構想設計の設計力の低下 既存の設計資産をもとにして、それを変更するのが設

設計者として生き残るためのスキルアップの提案 (3) / トップダウン設計手法を3Dで実践

2021年3月16日にオートデスク社のウェビナーで発表した内容を文書化したものです。200名を超える視聴をもらい、内容についても多くの方から賛同をもらいました。後で参照しやすいよう、また、PPTのスライドだけでは、伝わらないであろう内容を加えて文書化しました。 (前回) 構想設計から詳細設計まで使えるテクニック トップダウン設計とは、上位レベルで定義した設計基準を、その設計基準を下位のレベルの設計に渡すことによって設計を進める手法(テクニック)です。トップダウン設計では

Inventor / 押出フィーチャだけでモデルを作成する演習

Inventorでパーツモデリングの演習問題を作ってみました。 図は、古い図学の教科書に載っているスケッチの練習問題です。この中からいくつかの形状をピックアップして、パーツモデリングする問題をつくってみました。 きっかけは、この図をみて、試しにモデルを作ってみたことでした。手数を減らすには?とか、他の人にも分かりやすくするには?とか、色々と示唆にとんだ問題です。 まず、パート1として、以下の三つのモデルを問題に仕立ててみました。 来週くらい(21/09/20)に、解答

Inventor / 押出フィーチャだけでモデルを作成する演習 解答例説明

演習問題の解答例です。 課題の内容はこちらを参照してください。 実際の操作を見るほうが参考にしやすいと思ったので、資料を動画にしました。こちらです。説明はボイスロイドを使っています。 これが最良という方法ではありませんが、もし、説明の中に、参考にできるテクニックがあれば、これからの作業に活用してください。 パーツモデリングのスキルを上げるにはどうしたら良いか?まとめてみました。こういった事に気を付けつつ、より多くの操作をこなすのが良いと思います。同じようなモデルでも、2