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記憶

あなたの記憶に残りたければ
歌でも贈るのがいいと思うんです
その甘い声で口ずさんでくれたら
どんなにか嬉しいことでしょう

ベタだけどラブソングで
爽やかな中にとろり
あなたへの想い溶けているような

世界中の誰にも
あなた以外の誰にも伝わらない
密やかな愛を贈ります
普段は忘れていてね
その笑顔の歪んだとき
たとえば寂しい夜にでも
聴いてやってくれませんか

あなたの記憶に残りたくって
歌でも贈ろうと思いついたんです
言葉ひとつでも心に響いたら
どんなにか嬉しいことでしょう

ベタだけどラブソングで
濃厚な中にぱらり
あなたへの想い散らばったような

世界中の誰にも
あなた以外の誰にも伝わらない
密やかな愛を歌います
普段は忘れていてね
その笑顔浮かばないとき
たとえば孤独な朝にでも
聴いてやってくれませんか

すべての音に
すべての言の葉に
隠しておきました
意味なんて考えなくていいから
重たいと笑ってくれていいから
宝物みたいなあなたの笑顔を
僕がちゃんとわかっているから

あなたを想った五百字を
どうか心に留めておいて

世界中の誰にも
あなた以外の誰にも感じられない
堂々と愛を伝えます
普段は忘れていてね
その笑顔の弾けるとき
たとえば僕に会うときに
聴いてやってくれませんか

最後まで読んでくださってありがとうございます。励みになっています!